第37話 就活して見えたこと(現時点内定2) そして……!?
(6月6日)
昨日更新しなかったのはガルパン劇場版のDVDを友人が購入したのでそれを堪能しつつほぼ徹夜飲み会を開催したからです。
その一方で、ある一つの心配から逃れる手段でもありました。
翌日……つまり今日、最終面接結果通知が来るか来ないかという心配が私にはあったのです。
それは飲み会が終わり友人らが帰った後も続きました。家の中でじっとしていたら不安で心が押しつぶされそうになったので洗濯物を干したあとジャンプを読み、その後ゼミ室に寄って『その時』を淡々と待ち続けました。
連絡をするのは6月6日以降と言われていたので、何時からその連絡が来るのかがわかりません。無駄だとは思いつつもYahoo知恵袋で「内定の電話連絡がくるのは何時が多いのか」という情報を片っ端から読んでまわったり、みん就を更新しまくったり、今か今かと待ち続けました。
午前が過ぎ、12時半も過ぎ、我慢の限界を迎えた私は昼飯を買ってきて再びゼミ室でスマホが動き出すのをひたすら待ち続けていました。
私にとって勝負の企業だったのです。
ここで内定とれれば就活を終えられる。
逆に言えばここを落ちたらまだ就活を続ける必要がある。
そんな運命の分かれ道が私の前に現れていたのです。
そうして……13時が過ぎ、10分が経ったとき。
スマホのバイブ音が響き始めました。
急いで画面を見ます。そこにはみたことも聞いたこともない数字の羅列。まさか、とは思いました。しかし思うだけでした。口に出しても仕方がありません。それが本当なのか確かめる術は、電話に出るという行為ただそれのみなのですから。
「もしもし、○○○○(私の名前)という者ですけれども」
「こんにちは。株式会社○×△の採用担当の者です」
勝った、と思いました。
私が勝手に勝負をしていた企業からの電話だったのです。
まず面接の感触について質問をされ、私は正直に「達成感のある面接でした」と答えました。
その後、採用担当の方がこう言います。
「本日は最終面接の結果についてお伝えする次第で電話をかけさせていただきました」
心の臓が冷えるのを感じました。
私の将来を決める二文字を使わない。
もしかして、そんな、馬鹿な、ここまで来てそんなことあるはずがない……
でもまさか、不合格……?
自然と荒ぐ息を無心で整えながら、私は「はい」とだけ答えました。
電話口の先から、私の思いなど露知らず、運命を決める一言が吐き出されました――!
「○○さんは、内定です」
……いよっしゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
決まりました! 内定です! 詳しいことはあまり書けないのですがとりあえず超絶大手です! ほんと、私なんかが入っていいんですか? って疑問符を頭に思い浮かべるくらいの大手、です!
そこから、内定を、頂きました!!!!!!!!
やったああああああああああああああああああ!!!!!!
その後、電話では様々な話をしました。フィードバックだったり、内定者懇親会の話だったり、他の企業の選考をキャンセルするよう促されたり、そんな感じです。
その話の渦中、私はテンションマックスでした。面接は過去最大級に自信はあったものの、それでもこんな大企業に入れるとは思っていなかったからです。
別に大企業だからどうとか中小だからどうとかベンチャーだからどうとか、そういうことが言いたいわけではありません。
しかし、入社数年間でジョブローテーションを二回も行ってくれたり、研修に時間をかけてくれたり、そういった「私好みな働き方」を提示してくれるのは大企業の方がマッチしていました。
恐らく、ありとあらゆる面で私とその企業は合っていたのでしょう。
*
以上を持ちまして、私の就活活動は終わりを告げました。
サークルを引退した2016年12月から約7カ月という長丁場でしたが、こうして無事に終えることが出来てよかったです。
就活して思ったことを簡単に一言でまとめると、
「採用試験は企業が就活生を審査する場所ではなく、企業が用意する仕事と就活生の考え方がきちんとマッチングしているのかを吟味する場である」
ってことでしょうか。
人柄と企業の雰囲気が合致していないと企業は絶対に就活生を採用しません。
一緒に仕事をしたいと思えないからです。
……あまり深いことは言えてない気がしてなりませんが(笑)、そんなようなことを就活生側がきちんと把握したうえで就活を行うことが何よりも大事なんじゃないかなと思います。
*
さて、一カ月以上書いてきたこの日記はこの記事を持ちまして最後になります。
ご愛読、ありがとうございました。
少し落ち着いたら、2018年卒の学生に向けて就活対策なんぞを書いて行こうと思います。
もうちょっとだけ続くんじゃ
(27分)
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