第9話 就活中の友人と話す時

(5月5日)


自分は教育人間科学部という、所謂学校の先生を育成するための学部に所属しています。


それゆえ基本的に学部の友人は教員志望の人が多く、たまに会って話す時には無意識に就活の愚痴なんかを話して、友人からは教員採用試験の進捗やら愚痴やらを聞くという会話をします。


そんな自分が今日は久々にサークルの友人と会話をしました。

就活終わったら一回演劇やろうぜ! っていう約束をしてまして。

その予行演習ではないですが、ストレス発散がてら読み合わせ稽古をしました。

非常に面白い脚本で、しかも気の合う面子しかおらず、就活後が本当に楽しみです……早く終われよ就活……!


で、読み合わせ稽古が終わった後、近場でビールフェスタがやっていたので稽古お疲れ様&頑張っていきまっしょいということで飲みに行くことになりました。美味しかったなあ。ムール貝とかウインナーとかフィッシュ&チップスとかつまみに最適かつ最高のものばかりあったのでビールが美味いのなんの。久しぶりに美味いって感覚を得ることが出来たなあと感慨深くなったり。


サークルの友人と接する時はテンションが高めになるんですよね。演劇畑でわりかしテンション高めな奴が多いんで、自然に自分もテンション高めになります。加えてアルコールもあったのでもう楽しいのなんの。何の躊躇もなく、一人の友人にこんなことを言いました。


「株式会社○○の選考とりあえず通ったよ! どうだった?」


とある広告会社で、その友人は広告志望だったのでほんの軽い気持ちで聞いてしまいました。

友人からはこんな返事をもらいました。


「え、嘘! そこ落ちたわ」


ちょっと、いやこれはだいぶ、失敗ですね。

幸いそんなに気に留めてなかったようなのでその後はこの話題に触れなかったのですが、こういうこともあるんだなと反省をしました。

勿論、お祈りが会社の雰囲気に合わなかった末のものだということはわかっています。

しかしそれは頭でわかっているだけのことで、実際はお祈り来たら辛いです。いい加減慣れてはきましたが、それでも本命に近い企業からお祈り来たらまあまあ辛くなります。

優しい友人だったので「うわーまじかー」くらいの反応で終わってくれたのですけれども、これ逆の立場になった時同じような反応できるかどうか自信がありません。

かなり失礼なことだなと思うと同時に、就活先が被ってどちらかが落ちるなんていう瀬戸際に立っているんだなと思いました。



ES地獄は本日抜けて、GWが終わってしまいました。


瀬戸際はすぐ目の前。

正念場ですね。頑張っていきます。


(14分)

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