ようするに、実写原作が欲しかったはずなんですよ ――ジャンルの話②
永遠の未完とかじゃないですよ、単に遅いだけですよ、ええ。
北西時雨です。
ジャンルについてのお話、その二。
カクヨムにはオープン当初から存在する独特の(?)ジャンルがあります。
「現代ドラマ」と「現代アクション」
あまり見かけない分け方なので、上手くすれば、カクヨムでしか読めないタイプの作品が読めるはず……ですよね?
しかーし、蓋を開けてみれば、ファンタジーやSFっぽい何かが殆どですよ。
現代ドラマの方は、まぁいいでしょう。恋愛要素薄めのコメディ、青春、部活、お仕事モノ、日常系、辺りが守備範囲ですね。
問題は現代アクションの方ですよ。
なんだよ「現代ファンタジー」って!! ファンタジー行けよ!!
そもそもジャンルの基準が「ファンタジーは異世界の云々」ってなってる時点でオイオイソレハチガウデショって感じですけれど。
現に私の唯一の長編は、地味に悩んで「外界から閉鎖された『学園』と『夢の中』という“異世界”」という若干の拡大解釈でファンタジーに入れてありますけど。(宣伝乙
なーんーで! 「アクション」に「異能」とか「魔術」とか「超能力」とか「神」とか「人外」とかタグ付けされてるんですか!!(一時より減ったみたいですが
一切出しちゃダメとは言いませんよ。
たった十個しかないタグ=アピールポイントに、ファンタジーやSF要素が入ってるのはどうなんだろうという疑問です。
「アクション小説」はあまり聞きませんが「アクション映画」は定番ですよね。ガンアクション、スパイ、特撮、スポーツ・格闘技、任侠ものも含まれますかね。
いくらでも! 題材は! あるんだぜ!!
しかしかくなる私もアクションよりファンタジーやSFの住人ですが(
それでも気になるのは、魔法や霊障や特殊能力系を有りにしてしまうと、せっかく戦闘シーンを入れても悪い意味で「なんでもあり」になっちゃうんですよ。
説得力を出しにくいと言いますか。
フィクションは「嘘乙」くらいのトンデモ設定がちょうどいいくらいですが、調節を失敗すると、収拾付かなくなって「後だしジャンケン」を見ているような気分になります。
「今苦戦してるけど、覚醒したり、もっと強い能力を持ってる味方が現れたりするんだろ?」
みたいな。
あと、魔法バトルだと、アニメっぽいのが多いですよね。ライトノベルレーベルばかりなのでしょうがないんですけど。
でも大元は天下のカドカワのはずなんですよー。実写映画だってありますよー。私も決して詳しいわけではないので聞かれても答えられないことが多いですが……。
広い視野で見ていって、色んな作風の人気作が出ればいいなー、なんて思ってます。
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