第6話 それでも……
7日目の朝、ミナの姿がない。
その時、私は思った。
神が連れていったのだと。
淋しいと思った。
愛しいと思った。
返して欲しいと思った。
彼がじゃない。ミナを。
私はそれまでしてこなかったコトをし始めた。
「今までごめんなさい……。ミナを助けてほしいの!」
私は人を恨むコトより、人を愛そうと思った。
他人に協力を求めた。
「そんなこと言われても……」
「その子、君の子?」
「今更なんだよ。顔だけが」
「そーよ! あんた、何人の男誑かしたのよ!」
酷いことを言われた。
それでも、ミナを助けたかった。
愛してしまったから!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます