起、あるいは配属

 倉島くらしま魁人かいとが生まれたころには、地球は終わる一歩手前とされていた。

 理由は、どこぞの国の預言者がそう言っていたから……らしい。いわゆる、迷信というやつだと思うのだが、別の大それた予言がいくつも当たっている以上、馬鹿にはできないとされている。

 2200年、日本国は未知と遭遇。その20年後には日常になり、さらに10年経つと世界のトップに名を連ねるほどの力を持った。宗教戦争をしかけてきたヨーロッパを、『とある兵器』で徹底的にすり潰した日本の軍は悪魔と呼ばれ……同時に、近未来の具現化とも称された。もっとも、いくつかの国をまとめて滅ぼす力を持った兵器の技術は、裏へと流れて自分の国をも脅かしているのだが。

 その兵器の名は、『ルヴァード』。

 宇宙の遥か彼方のヴァムフィム星の人と技術を用いて作られた、現地の言葉で破壊者を意味する命を持った武器である。


「で、でっかぁ……」

 首を上向け、魁人は開いた口をどうにか動かす。言葉を発した口は、ぽっかり開いて閉じようとしない。まさしく、開いた口がふさがらない。右の頬に竜巻のマークをつけた少年は、自分の目の前にそびえる巨大なビルに、完膚なきまでに威圧されていた。

 光沢のある、銀色の建造物。高さにして一体何メートルあることか。東京スカイツリーには確実に劣るだろうが、身長167センチの魁人にとっては十分すぎるほど大きい。それでいて、無駄をそぎ落とした刃物のごとき機能美がぞくりと肌をあわ立たせる。現時刻は既に丑三つ時に踏み込んでいることもあって、夜の学校めいた不気味な空気が漂っていた。

 ……い、いやいや。何を考えてるんだ俺!

 立ちすくんだまま、心の中で自分を鼓舞こぶする。おろしたてのスーツを着た体を見下ろし、息を吸う。

 つやのある上着にネクタイ、スラックス。濃紺で統一されたこれらは、つい二日前に送られてきたばかりだが、れっきとした身分証明書でもある。

 下げた竹刀ケースのひもにぎり、意を決して歩き出す。目の前を横切るキープアウトテープが、ピコピコと発光した。

『KEEP OUT。ここから先への立ち入りは、現在禁止されています。危険ですので、直ちに避難してください』

「あー、えっと……」

 侵入をかたくなに拒むテープに、一瞬視線を泳がせる。逡巡しゅんじゅんしていると、竹刀ケースが生き物のように震える。さっさと行けと、急かしているかのように。

「あ、ちょっ! わかった、わかったから! わかったから動くなってばっ!」

 投げやりにささやくと、竹刀ケースはぴたりと止まる。前触まえぶれなく動き出したケース、正しくはその中身を恨めしく思いつつ、魁人はテープに近寄った。

「えーっと。マリアーナ一係の、倉島なんですが」

 機械的な音声が鳴り、テープからスポットライトめいた光が放たれる。光は魁人の、大学生っぽいと言われる顔と胸元の印章を交互に照らすと、短く電子音を鳴らした。

『承認しました。お勤めご苦労様です』

「あ、どうも」

 会釈えしゃくすると同時に、ケースがしっかりしろとばかりに大きく震え、魁人の肝をこおらせる。後ろ手でケースをつかんで即座に周囲を確認。誰もいないことを確認すると、テープの隙間すきまをそそくさとくぐる。

 自然と早歩きになりながら、魁人はぶつぶつ文句を連ねる。

「まったくもう。誰もいなかったからいいけど、あんまり動くないでくれよ。バレたらどうするのさ」

 返事はない。つい先ほど動いたケースは、何事もなかったかのように沈黙している。『そんなの知らん』と言われている気がした。

 テープの外に人影はなかったが、中に入ると赤いスーツやツナギを着た人々がちらほら見え始める。やはり、すさまじく場違いな気がしてきて、背中が丸くなってしまう。素早く周囲に目を走らせると、ほんのり光る熾火おきびが目についた。

 ぼうっとタバコをくわえているのは、中年の男性。口から白い煙をかす姿は、せかせか走る他の人々と違って暇そうだ。

 魁人はもう一度辺りを見回し、不審そうな視線がないのを確認すると男の方へ足を向けた。

 色褪いろあせたハンチング帽に、トレンチコート。ややくたびれかかってこそいるものの、しわ縁取ふちどられた瞳は枯れることなく輝いている。えない外見ではあるが、つかみ所のなさそうなたたずまいは、むしろ洗練されているように見えた。

「あの、すみません」

「ん?」

 男はタバコを離して振り返る。電子タバコのランプが発光。コーヒーの香ばしいにおいが鼻をつく。

「こちらに、葉木吹って人は……」

「あぁ。葉木吹はおれだよ」

 え、と間の抜けた声がこぼれた。まばたきを繰り返す魁人を見下ろし、中年はタバコをふところに押し込む。

「なに不思議そうな顔してるんだ、青二才。探し物が目の前にいるのが変か?」

「あっ、いや! あの、え、ええと?」

 意味のない言葉を吐く魁人の額に汗が浮く。緊張か、はたまた驚愕きょうがくのせいか金魚のように口をぱくぱくさせる魁人の前で、葉木吹は朗らかに笑った。

「はっはっは! なんてつらしてるんだ。予定より早いが、これが初出勤なんだぞ? そんなにテンパってどうする」

「は、はい、すいません……」

「謝るこたねぇさ。倉島魁人、で合ってるな?」

 葉木吹の問いに、こくりとうなずく。そして、気づく。葉木吹のコートの下に、自分と同じ色のスーツの上着。その右胸元につけられた、イバラがからみついた十字盾の記章きしょう

 くたびれた印象こそあるが、この男も刑事。警察機関『マリアーナ』の一員として腕を振るう者なのだ。

「さて……お前さん、本当は明日配属だったな。ウチについて、予習はしてきたか?」

「あっ、ハイ。教習とか、一応」

「おうそうか。なら、もうわかってるたぁ思うが……ウチについて説明しとくぞ」

 葉木吹は、タバコを吸って煙を吐きだす。

「といってもまぁ、坊主は訓練所上がりだろ? 仕事は大方理解してるな?」

「ヴァムフィム星人絡みの凶悪犯罪に対処する組織、それがマリアーナ……ですよね?」

 授業で叩きこまされた知識を、苦労して掘り返す。

 西暦2200年。地球人は宇宙人、いわゆる地球外生命体と初めてコンタクトした。

 ヴァムフィム星から来たと言うその存在は、またたに次々と来訪。邂逅かいこうから10年経つ頃には既に、すっかり社会に溶け込んでしまった。同時に、様々な問題も顔を出すことになるのだが。

 葉木吹は無精髭ぶしょうひげの浮いたあごをなぞる。

「70点だ。大事なもんが抜けてるな」

「大事なもの?」

 夜闇で光る赤いランプ。白い煙をくゆらせながら、タバコで竹刀ケースを指し示した。

「お前さんが背負しょってる、そのケースの中身さ。それ、『ルヴァード』だろ」

「うぇっ!?」

 妙な悲鳴が口から漏れる。あっ、と思った時にはもう遅い。絶対にバレないように、と釘を刺す教官の顔が浮かび、頭が警鐘けいしょうたたき始める。だが直後、後頭部に鈍い衝撃。ケースの中身に殴られたのだと気づくと同時に、葉木吹が朗らかに笑った。

「はっはっは! そうビクビクしなさんな。訓練所じゃあバレないようにって言われたんだろうが、その必要はない。おれもお前さんも他の連中も、同じ穴のむじなだからな」

「むじな、ですか」

 やや痛む頭をさすりつつ、魁人は葉木吹を怪訝けげんそうに見やる。当の葉木吹はポケットに手を突っ込み、短い棒状の物を取り出し掲げた。

 血の色で染め上げられた、太い竹のような何か。長さは手の平からはみ出す程度で、中は空洞になっているらしい。特徴的なのは中央にくっついた作りモノめいた目玉で、それが魁人を値踏みするような眼差しで凝視していた。

「こいつが、おれの相棒だ。ちくわなんて言うなよ。怒るからな」

 竹の眼球が、葉木吹を不快そうににらむ。しかし、葉木吹は全く気にしないまま説明を続ける。

「一見平和なこのご時世、裏で作られ売られるこいつらを回収、あるいは製造の阻止するのがメインの仕事だ。殺されてなきゃ万々歳。加工されてりゃパクッて使うか使えるヤツに預けとく。もちろん、丸く収まるに越したこたぁねえけどな」

 魁人は不機嫌そうな竹から目を離し、竹刀ケース……否、その中に入ったルヴァードをちらと見る。

 ルヴァード。ヴァムフィム星の言語で『破壊者』という意味を持つこの武器は、公式に認められていない。紙の本をめくっても、広大なネットを漁っても、どこにも何も書かれていない。

 理由は単純。ルヴァードは、『表』で正式に作られた兵器ではないからだ。

「まったく、参るよなぁ。作り方はわからん。誰が作ってるかも、なんで作ってるわからん。ただ材料はわかってるから、違法取引は横行するわ、その度に駆り出されるわ……」

「ヴァムフィム星人の脳髄、ですよね」

「正確にゃあそれっぽいもの、だな。だから最近は、人攫ひとさらい逮捕の仕事さ。もちろん、ルヴァードもしゃしゃり出てくるし、最低でも裏の連中を相手する。いつもいつも、危なっかしい」

 苦い笑みを浮かべる葉木吹。それはそうだろう。もう30年も昔の話ではあるが、強力なものでは国をいくつか焦土にするだけの威力を誇る兵器だ。それだけの力はもうないとしても、使つか如何いかんによっては、何十人も一度に殺すのは容易たやすい。

 だが、戦わなければならない。その武器と、それを扱う化け物を、この手で倒さねばならないのだ。

 魁人は、ケースのひもを握り直す。手のひらに爪が食い込むのも構わず力を込めていると、葉木吹の声が魁人を現実に引っ張り戻す。

「と、ここまでが前振りなんだが……すまんなぁ。あいつらはまだ来ないらしい」

「……あいつら?」

 手から力が抜け、うつむけていた顔を上げる。辺りを見回す彼は、呆れたような、困ったような顔をしていた。

「まさか、おれたち二人だけだと思ったか? ウチのチームは総勢四人。坊主も入れて五人になったわけだが、あと三人、まだ来てない連中がいる。ったく、何をしてんだろうなぁ……早く帰って酒飲みたいんだが」

「それは失礼しました、葉木吹警部補殿」

 ザッ、と地面を踏みしめる音に、二人は同時に振り返る。

 いつの間にか、燃えるような赤い髪を持つ女性が、青年を連れて立っていた。すらりとした長身に魁人と同色のスーツを見事に着こなしていて、クールな印象。右目の周りに描かれた、照準のような黒い円がひときわ目を引く。黒い手袋をはめた手には横長のジュラルミンケース。

うわさをすれば、ようやく来たか。新人より遅ぇたぁ、ちぃとばかしたるんでんじゃないのかい、お二人さん」

「そりゃーねぇぜ、オッサンよぉ」

 女性の後ろにひかえた青年が、逆立てた金髪をむしる。

 スーツをきっちりと着た女性とは対照的に、こちらはだらしなく着崩している。第二ボタンまで開いたシャツからは、ペンダントと炎の模様が刻まれた喉がのぞき、サングラスの奥で瞳がギラギラと輝いている。警察というより、不良のヘッドという雰囲気だ。

 青年は、好戦的な笑みをにじませながら抗議する。

「あのガキがギャーギャー騒ぐからお守りに苦労したんだよ。あーいうのはアンタの担当だろ? 押しつけんなよ」

「無茶を言うな。おれはこっちを優先しなきゃいけない身なんだ。仮にも班長だからな」

 葉木吹の手が、魁人の頭をぽんぽん叩く。思わぬ動作に魁人が首を縮めていると、赤髪の女性と目が合った。髪と同色の真っ赤な視線は、歴戦の猛者めいて落ち着いている。

 女性は魁人に数歩近づくと、手袋をはめた手をすっと差し出した。

「君が今日から配属されるっていう新人君か。若いね。ハルちゃんほどじゃないけど」

「正式な配属は明日からだがな。ま、12時間ちょい早まっただけだ、気にするこたぁない。ほれ、自己紹介」

「うぇっ!? あ、はいッ!」

 いきなり叩かれ、魁人の背中がピンと張る。

「本日付けで配属された倉島魁人ですっ! え、ええと、よろしくお願いします!」

 無難な挨拶あいさつを、どうにか噛まずに言い切った。紹介を聞いた二人は無言で視線を交わすと、どちらともなく可笑おかしそうに微笑んだ。

「元気でよろしい。私は霧島ヒグロ。こっちのちょっと怖いカレは、ナジーム君」

「うるせ。アンタも十分怖えーってんだよ」

 ナジームと呼ばれた青年が、軽い笑みを浮かべて混ぜっ返す。

 軽口を叩き合う二人の歳は、それほど離れてはいない気がする。実は恋人だったりするのかな、などと不躾ぶしつけなことを考えていると、葉木吹がやれやれと苦笑した。

「ビビッて動けなくなるよかマシなんだがなぁ。おれとしちゃあ、もうちょい緊張感持ってほしいもんだ」

「私たちが緊張してたら、新人君はもっと硬くなりますよ。それより、時間はいいんですか?」

「まったく……最近の若者は」

 爺臭じじくさい一言を残し、葉木吹は胸ポケットからペンを取り出す。人差し指程度の長さのそれを一回転させ、後部をノック。ブゥンと虫の羽音にも似た音を上げ、地面に円形の図柄が投影される。ペンライト型の情報端末だ。

「もうわかってるたぁ思うが、新人もいるんで説明する。今回の仕事は、いつも通り人攫い退治だ。どこぞの木っ端ヤクザが十八、商人崩れが八。攫われた嬢ちゃんが六。全員、あのビルん中だ」

「……なぁオッサン。昨日も似たようなの狩らなかったか? つーか他の連中は何してんだ?」

「そりゃ見ての通りだ。戦闘員を増やして非戦闘員と商品を減らして、安全重視。もうけは減るが、負担と損失は減る。昨日の今日だから、対策したんだろうよ」

 嫌そうにぼやくナジームの前で、魁人はビジョンを覗き込む。見やすいように配置された情報に目を通し、じっくりと吟味ぎんみ

 相手は、武闘派ヤクザと人身売買業者の二チーム。これらふたつのグループは、秘密裏に『取引』をする予定だったが、マリアーナに入った匿名の通報により取引現場を押さえられる。投降を呼びかけられるも、激しく抵抗し撤退。現在は目前に広がるビルにて籠城ろうじょうを決め込んでいるようだ。

 夜天を突く建造物を、しゃがんだまま見上げる。地上50メートル、14フロアからなるビルは、現在使われていない解体予定のものらしい。しかし、使用済みとはいえそれなりのセキュリティは健在のはずであり、おいそれと入れるものではないはず。腕利きのハッカーがいるのか、あるいは。

「やっこさんたちは、今んとこ地下2階にたまってる。ここには、連中が逃げ込んだ搬入口はんにゅうぐちがあるからな。入ってきた連中をハチの巣にして……増援を待つか、すきを見て逃げるかのどっちかだろうな。おれたちは三チームに分かれて、挟み撃ちにする」

「ハハ、相変わらずシブいなァ。おい新人、お前運悪いぜ。下手したら死ぬぞこれ」

「下手におどかさないの」

 けらけら笑うナジームの腹を、ヒグロがどつく。

「ま、配慮はするさ。ヒグロの嬢ちゃん、こいつを頼むぞ」

「わっ!?」

 立ち上がった瞬間背中を押され、魁人は前につんのめった。強めに叩かれたせいか、数歩たたらを踏んでしまう。どうにか転倒を回避して顔を上げると、泰然たいぜんたたずむヒグロと目が合った。

「あ、えっと、よろしくお願いします……霧島さん」

「ええ。よろしくお願いします」

 会釈えしゃくをすると、丁寧なお辞儀を返される。二人のやりとりを隣で見ていたナジームは、くくっ、と楽しげにのどを鳴らした。

「よかったじゃねーの、新人君? ま、仕事中だっつー意識を持って、せいぜい若い衝動を抑えとくんだな。その姉ちゃんに、撃ち殺されたくなきゃあな」

「は? あの、それはどういう……」

「気にしないでいいから。それより、そっちはハギさんと突撃でしょ。死なないでよね」

 いぶかしげな顔をする魁人に、ヒグロは呆れたような溜め息をつく。弟をしかる姉のような口調に気を悪くした様子もなく、ナジームは金髪を掻き上げる。

「わぁーかってるよ。無理して死ぬなよ、ご老体?」

「それはこっちの台詞だ、青二才。それじゃお二人さん、準備が出来たら連絡する。ああ、それと魁人」

 振り向きざま、葉木吹が肩越しに視線を寄越した。一切の気負いも恐れもない、力強い目に映った自分が、こちらを見返す。

 黒い髪に、藍色の瞳、少年の域を少し脱した鋭い面立ち。右頬には翡翠色ひすいいろの竜巻模様がペイントされている。あれが、ベテラン刑事の見る自分。

 そして、ハンチングを被り直した葉木吹は笑いもせずに言った。

「正直なところな、初出勤で死んだやつはそれなりにいる。……お前さんは、死なねえようにな」

「……! はいっ、葉木吹警部補!」

「いい返事だ。じゃ、後でな」

 激励に敬礼で返事をする魁人に、葉木吹はひらりと手を振り歩き出す。続くナジームの背を見送ると、ヒグロにぽんと肩を叩かれた。

「私たちも行きましょうか。遅れは取れないわよ」

「あ、待ってください、霧島さん」

「ん?」

 足を止めたヒグロの隣に、魁人は足早に並び立つ。自分より拳ひとつ分高い場所にある彼女を真っ直ぐ見据え、軽く頭を下げた。

「あらためて、よろしくお願いします」

「……ええ。お互い、頑張りましょう」

 一瞬きょとんとしたヒグロの顔が、すぐにやわらぐ。

 月すらも隠れた夜空の下で、彼らの持つ二つのケースが、かたかたと共鳴していた。

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