詩集《足跡》

ハックルベリー

存在意義

気付いているか?


見えているのか?


確かにそこに在る


重ねた道の足跡が



繰り返した行為の果て


その先に残されたもの


それが一体何なのか?


解っているか?



今 此処に存在している


自分を理解していのか?



気付いているか?


見えているのか?


伸ばした先に在る


生きている事実が



この一瞬が


この瞬間が


全てだという事を


解っているか?



『今』という時が


もう二度と無いという事を



気付いているか?


見えているのか?


生きている意味が


その幸せの意味が



変わりゆくもの


変わらないもの


その中に在る真実の『意味』を


心に刻んでいるか?




我々は生きている


『今』という時を



だからこそ


知らなければならない


気付かなければならない


此処に存在する『意味』を



手を伸ばせば確かにそこに在る




そう



満ち足りた世界だからこそ


決して忘れてはならない




『今』という時を


流れる『一瞬』を




確かにそこに在る




本当の『意味』を

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