　身に覚えのない罪でマリは処刑されることになりました。道中、たくさんの人に突つかれたり石を投げられながら処刑場に着くと、ギロチンのある大きなやぐらに死刑執行人と上らされ、さらし者にされました。

　マリは儀式用の短剣を持っていました。（斬首の前にこれで自分を刺さなければならないのです。）死刑執行人はマリの前に立ち、見物人に大きな声でマリの罪深さについて叫んで聞かせています。マリは執行人の隙を突き、やぐらの柱を繋ぎ合わせている縄を短剣で切断してやぐらを壊しました。大きなやぐらは瞬く間にバラバラと崩れて、マリと執行人はゆっくり地面へ落ちて行きました。