誰も超能力を欲しがらない

仮面病

憧れの学園都市

『指紋認識及び虹彩認識完了…夕立朝夜ようだちあさや様ようこそ学園都市へ。私達は貴方の入学を歓迎いたします』

入学手続きを終え受付けロボから学生証をもらい歓喜の声をもらす。

「うんうん!これで私も学園都市の一員になれたんだ!」

私は学生証を握りながらその場でくるくると回りだした、周りの人達の視線が痛いけど気にしない!今の私は人生で一番幸せを感じれているから全然気にならない!

『周りの皆様の迷惑になりますので暴れないでください』

「あっはい、すみません」

受付けロボから注意され回るのを止める。ちょっとテンションが落ちちゃった…

「気がすみましたか朝夜ちゃん」

後ろから呼びかけられ振り向くと室内にも関わらずに和傘をさした、ゴスロリ衣装に身を包だ少女がいた。

「あれ、独楽こまちさんいつの間に後ろにいたんですか?」

「ずっと後ろにいましたよ〜、私が小さいからって存在自体忘れないでくださいよ〜」

おう、私ったらあまりにも嬉しすぎて独楽さんのことを忘れていたらしい、私ったらドジっ子ちゃんね☆…恥ずかしくなってきた。

目の前にいるどう見たって小学生にしか見えないこの少女こそ私がこれから暮らす学生寮の大家さんで、私の命の恩人、名前は恋織独楽こおりこまち、年齢は永遠の17歳だとか、趣味はコスプレ、好きな物は甘味と恋愛小説だとか。

「それじゃ〜、学生寮に案内しますね〜。それと〜、此処には〜、不良さんたちがた〜くさんいるので気をつけてくださいね〜」

独楽さんはそうゆうとスキップしながら遠ざかっていった。私は慌ててその後を追った。



学園都市、世界に7つある超能力の最高研究機関。学園都市の歴史は古く、第二次世界大戦中には、ドイツで、超能力者を戦争の兵器として運用されたそれを皮切りに、世界中で超能力者を兵器として扱われるようになり、多くの血を流してきた。世界大戦終結後、国際連盟により、超能力者を戦争の道具として扱うことを禁止され、超能力者を保護し、超能力を研究し、超能力のない世界を創るために、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、ロシア、日本に、学園都市が作られた。





「つきましたよ〜、此処が貴方の新しい家になる学生寮、藍搗荘あいづきそう、通称、魔法使いの家で〜す」

「愛尽きそう?」

「違いますよ〜、愛尽きそう、ではなく〜、藍搗荘、愛が尽きるではなく〜、愛を搗く、つまるところ〜、愛を粉々に〜するとゆう意味で〜す、学生寮此処では〜、恋愛禁止してますから〜、こんな名前にしたんですよ〜」

「藍搗荘、ですか…まぁ、私には余り関係なさそうですね」

「朝夜ちゃんは、百合ですからね〜」

「百合じゃありませんよ!男性嫌いなだけです!」

「余り変わらない気がするんですけど〜」

「全然違いますよ!男性嫌い=百合じゃないですよ!私はただ女性の裸に興奮するだけです!」

「耳元で、騒がないで下さ〜い、次騒いだら〜、百合さん、と呼びますからね〜」

「だから、百合じゃありませんてー」

私はただ男よりも、女の方が好きなだけなのに、なんで皆、百合だ百合だってゆうんだろ、ひどいなー。

「そういえば、さっき魔女の家とかなんだとか言ってませんでしたっけ?」

「魔法使いの家、ですよ〜、此処には〜、魔法使いがいますから〜」

「魔法使いって、本当にいたんですね、ファンタジーの世界にしかいないと思ってましたよ」

「超能力もファンタジーだと思うんですか〜」

「そうですか?それで、その魔法使いは女の人ですよね」

「残念ながら〜、男の人ですよ〜、ほら、あそこにいるのが、その魔法使いの人ですよ〜」

独楽さんは、上を見てそういった。私は釣られるように上を見た、よく見えないが何か小さい点みたいな物が見え、それが段々と大きく見えてきて、その点が人に見えてきて、それが此処に落ちてく来ているように見える。、とゆうか真っ直ぐこっちに来ている。

「独楽さん!あれなんですか!なんかこっちに落ちてくるように見えるんですが!ってなんで離れてるんですか!?」

「巻き込まれたくありませんからね〜。彼には〜、あとで説教しておくので〜、許して下さ〜い」

「ま、まて独楽さん、私も逃げー」

「逃がすか!」

何か聞こえた気がしたが私は、空から落ちて来た何かにぶつかり、そのまま、意識を失った。

超能力の話今回出てなくない?


第1話終了

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る