第38頁目

『ル・ジャル伯爵。何処へ行くのですか?!』

 ル・ジャル伯爵を追うように、伯母様(おばさま)もやっと消えた。

 霊界の法律?そ、そんなの判っているわよ!

 でも。どうなるのかしら?少ししか法律は知らないけど・・・


 でも、使ったらどうなるのかしら?

 ああ、そうかぁ、今試してみればいいんだ!!。

 ああ、なんかワクワクしてきた・・・ゴロリも一緒かな?w


 もう、今試すしかないわね?

 そうと思ったら猪突猛進、有言実行!

 さぁ、試してみるぞぉぉ・・・


 私(わたくし)は、度胸を持って優紀さんに向かって喋ってみた。


 ボンソワール ムッシュ スグノリ

『 Bonsoir Monsieur Sugunori 』

 ( こんばんわ 優紀さん )


 ジュ マペル  レミーヌ・ド・フランソワ

『 gu m'appelle. Remiene de francois!』

(私(わたくし)の名前は、レミーヌ・ド・フランソワと申します。)


 ん?、あれ?

 優紀さんに伝わってない?

 あれ?。もしかして声が封じられている?

 やっぱり、優紀さんには、伝わらないの?


『だから、おやめなさい!今の言葉は、この私が封じました!』

 どこからともなく伯母様(おばさま)の声。

 やっぱり、封じられていたみたい・・ ・

 私(わたくし)は、この怒りをどこへぶつけていいやら判らなくて、思わず四号室の部屋に戻った。


 ・・・私(わたくし)のこの思いは、優紀さんだけ・・・

 優紀さんに伝わってお願い・・・

 きっと、いずれ私(わたくし)の思いを伝えて見せる。

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