いくら笑っても

アルカノヰド

僕達に、何ができるだろう?


人間に、何ができるだろう?


生きてるから何かしなければいけないのはわかる、それはよーくわかる。

だけどさ、僕たちに何ができるだろう?かつて、何ができただろう?


最初から決められた法則と言う名の闇鍋で、人は必死にもがいでいるだけ。

そんな毎日だろう?それが楽しいのかい?馬鹿らしいね。

でも、それを僕がどうのこうのいう権利はないか。それは個人の自由だもんね。


いくら嘆いても、

いくら悲しんでも、

いくら怒っても、


それで世界の何が分かるっていうんだい?

それで世界の何が変わるっていうんだい?


自己紹介が遅れた。僕は、この世に幻滅しているしがない一人さ。

別に、幻滅していようがそれも個人の自由だと思うよ?そしてそれをどうのこうのいう権利も君たちにはない。って、似たようなこと言った気がするね。


人間って、最低だよね。


いくら口だけ綺麗事言っても、人の弱みに付け込めば極限までその人を虐め抜く。

いくら態度だけ大きくても、結局それだけで本当はただの弱っちい人間。

そんな人がいるんだよ?そして、僕含めてこの世界は皆その人間と同種なんだよ?

そんな世界で生きていて、何が楽しい?


いくら笑っても、

いくらはしゃいでも、

いくら叫んでも、


それで世界の何がどうなる?

それで世界の何が変わるとでもいうのかい?


ああ、すっきりした。

一度は言ってみたかったんだよ。こんなこと。

今まで言える人間が居なかったから、心寂しかったんだよ。


じゃあちょっと、僕はやるべきことがあるから。

じゃあね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

いくら笑っても アルカノヰド @sanbai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ