第25話 伏義イズナVS叢雲ツルギ


『れでぃーすあーんど! あ、もうこの下りはいいですか? それでは、テクノ学園代表決定リーグ戦、二日目ですよ! 昨日に引き続き、実況はわたくし、一年副主任の円居がお送りします。そして、解説は昨日に引き続き』

『俺だ』

『はい、ゲン○ウポーズで決め顔しても、ディスプレイには映りませんから、ちゃんと名乗りましょうねー。こちらも昨日に引き続き、やんちゃ教師の西園寺先生です。やー、完全に貧乏くじですね、これ』

『どいつもこいつも、なんのかんのと言って避けやがったからな。でも朗報だぜ。今日の報酬の配布弁当はステーキ弁当だ。これが夕食とか泣けるねぇ』

『でも大丈夫! 今日はもうひとり、同僚の犠牲者がいるのです! というわけで、ゲスト解説はこの人、皆さんのアイドル、二年副主任の結島ゆいしまセンセーです!』

『う、うぅうう。よ、よろしく、お願いします……。結島です。その、よろしくお願いします』

『ようこそ結島! ここが地獄の一丁目だ! やー。やっぱ若い子がいるって花があっていいね。円居はもう若いって年齢じゃねぇし、昨日はまあ、さすがに生徒相手じゃ言えねぇしな』

『今言ってる時点で台無しですけどね死ねクソ教師』



 マイク越しに打撃音が反響してフィールド中を駆け巡る。

 クスクスと笑い声が響いているのを見るに、そこそこ受けているらしい。



 それらを聞きながら、伏義イズナは控室において胃の痛い思いをしていた。


 入場開始時間までそう時間はない。

 実況の声を聞きながら、イズナはよろよろと立ち上がり、そばにおいてあった刀剣型のデバイスを拾う。


 よし、と気合を入れるが、全身に満ちる倦怠感じみた感覚は、なかなか消えてくれない。


「まだ調子が悪そうだな。緊張にしては少々おかしいが、大丈夫か?」


 彼女を心配して、バディの羽場スサノオが実体化してそばに立つ。彼の方を見ようともせず、イズナは意固地な様子で口を開く。


「大丈夫です。やれますよ……あいつとの試合ですもん。本気でやらないと」


 そう言いながら、イズナは辛そうに目をしかめる。



 リーグ戦二日目

 Aブロック一組目

 伏義イズナVS叢雲ツルギ



 叢雲ツルギとは、浅からぬ因縁がある。

 入学当初から何度も衝突してきたし、その度に互いを認めあってきた。喧嘩だけではない、ちゃんと互いを意識し合う関係を築いてきたと思う。


 そんな彼と、この大舞台で試合をする。

 それは、普段のイズナなら喜び勇んで参加するような機会だった。


 なのに今の彼女は、暗い顔で気を落としている。このままでは駄目だと分かっていながらも、試合に望む精神状態になれないでいた。


 そんな彼女の様子に、従者として、そして剣の師として、スサノオは苦い顔をする。


「イズナ。お前は今、自分を見失っている」

「……なら、試合に参加するのを止めますか? スーさん」


 下から睨むように、イズナはスサノオを見上げる。


 その目にはクマが浮かび、頬はげっそりとこけている。明らかに不健康そうな青白い顔をしながら、イズナは食いしばるようにスサノオを見上げていた。

 その表情は、挑むようでいながら、どこか泣きそうな必死さがあった。


「今のお前の精神状態では、勝てる試合も容易く落とすだろう」


 イズナを見て、スサノオはわざと突き放すような言い方をする。

 だが、その上でイズナのことを止めるつもりはないのか、判断は本人に任せる。


「本来ならば指導するべきところだが、今日は本番だ。本番では口出ししない約束だからな。やるかやらないか、お前が決めなさい」

「……やりますよ。もちろん」


 臆病風に立ち止まりそうになる足を無理やり動かして、イズナは入場口へと向かった。

 案内とともに試合場に足を踏み入れると、盛大な拍手で迎えられた。



『こちら、赤コーナー!

 本日がリーグ戦初試合!

 剣術も魔術もお手の物、魔法剣士な頼れる姉御肌!

 二年、伏義イズナ選手の登場です!』



 自身の紹介文が読み上げられ、イズナはクスリと自嘲の笑みを浮かべる。

 頼れるだって?

 今は私の方が、誰かに頼りたいくらいなのに。


 そんな自己嫌悪じみた葛藤も、次に対戦相手の登場で、裏側にしまい込まれる。



『続けて青コーナー!

 みんなが知ってる荒くれ者!

 強さを求めて喧嘩を売ること数知れず。

 二年、叢雲ツルギ選手! 昨日も対戦相手をボコボコにした狂犬は、まだ血に飢えているのでしょうか!?』



 その解説とともに、髪を逆立てた不良じみた少年が試合場に上がってくる。


「好き勝手に言ってくれる。なあ、そう思わねぇか、伏義」


 自身に対する酷い紹介文に、ツルギはまんざらでもないのか、にやりと口角を上げてそう聞いてくる。


 それに対するイズナの返答は、そっけないものだった。


「日頃の行いの賜物でしょう? 嫌われてるんだよ」

「好かれたいわけじゃねぇからな。俺はただ、勝負ができればそれでいい」


 拳銃型のデバイスを構えて、ツルギは真剣な表情で言う。

 彼のそばには、すでに黒い影が実体を持っていた。彼のバディである叢雲ユエは、いつでも飛び出せる準備を整えている。


 それに対して、イズナは未だ構えも取っていない。

 スサノオに促されて慌ててデバイスの準備をしたところで、試合開始のカウントダウンが始まった。


『カウントダウンです!

 三、

 二、

 一……』


 試合スタート!



 最初に動いたのは、ツルギだった。


 彼は拳銃デバイスを水平に構えると、立て続けに魔力弾を撃ってくる。

 それらはイズナの前方の地面に着弾すると、大きな水しぶきをあげた。


 噴水のように立ち上る水に、一瞬視界を奪われる。

 まずいと思いながらも、イズナは次の行動への判断が遅れてしまった。


「止まるな、イズナ!」


 横からかけられた鋭い言葉に、はっと我に返る。

 水しぶきの間から、矢のように鋭い魔力弾が迫っていた。


 それを、スサノオが前に出て、一つ一つ弾き飛ばす。


 スサノオはすぐに反撃を仕掛けようと、前方に突撃を欠ける。しかし、そのタイミングで水の柱が凍りつき、彼の進路を封じた。


「く、この」


 回り道になるが、スサノオはすぐに駆け出して、その氷の柱を迂回しようとする。

 イズナもそれに追随しようとしたが、そこでふと、足元に違和感を覚えた。


 右足が重い。

 見ると、自身の右足に影がまとわりついていた。


 それは足首から太もも、そして腰まで登るように絡みつき、よじ登ってくる。そしてイズナの胸元に至ると、小さく実体を持った。


「ッ!!」


 上半身だけ実体を持った叢雲ユエが、手に影のナイフを持っていた。


 そのナイフが胸元に突き立てられる寸前。

 イズナは、とっさに自身の体を地面に叩きつけた。


「ぐぅ……」

「きゃ!」


 ユエの狙いは逸れて、イズナの左肩を突き刺す。

 それと同時に、地面に叩きつけられた衝撃で、ユエは元の影に戻り、霧散して再び影の中に消えていった。


 左肩を刺された痛みに顔をしかめつつ、イズナはすぐさま立ち上がろうと上半身を起こす。


 そこに、額に銃口が突きつけられた。


「『銀の弾丸などなくNo silver bullet』――」

「っ!」


 瞬間移動をしてきた叢雲ツルギが、拳銃型デバイスを突きつけて、今にも魔弾を発射しようとしている。


 この距離なら、たとえ体全体で避けようとしても、照準を合わせてくるだろう。体勢を崩した状態で、この距離まで詰められた。その時点で、イズナの負けである。


 そう、覚悟したときだった。


「『剣山刀樹けんざんとうじゅ』!」


 イズナとツルギの間を分かつように、地面から剣が突き出した。


 その気配を敏感に察知したツルギは、あっさりと飛び退いて距離を取る。

 近づくときには瞬間移動だったが、今回は自身の足で距離を取っている。何らかの魔法の条件があるのだろう。


 ともあれ、窮地は脱した。


『おおっと! コレは開幕から怒涛の展開! さすが因縁の対決といったところでしょうか』

『やはり叢雲は立ち回りがうまいな。決めに行く所での踏み込みは流石だ。対する伏義は――なんだか調子が悪そうだな』


 解説の声が酷く遠く聞こえた。

 イズナはというと、ただへたり込んだまま、目の前に現れた剣の刀身を見つめることしかできなかった。


「やれやれ。最近腑抜けているとは思っていたが、今日のお前はポンコツ以下だ。はっきり言って、話にならんぞ」


 剣を生やした張本人――羽場スサノオは、イズナのそばに戻ると、呆れたように言う。


 そんな彼に、イズナは返す言葉もなく、しおらしく謝る。


「……面目ないです」

「どうする? 醜態を晒し続けるつもりなら止めないが、棄権するなら早めにすることだ。最も、あの男がそれを許すかはわからないがな」


 肩をすくめて言うスサノオは、ちらりと前方を見やる。

 そこには、肩を怒らせた叢雲ツルギが居た。


「おい、伏義ィ……。てめぇ、舐めてんのか。あぁ?」


 はたから見ても、怒りのオーラが見えるほどに憤っている。

 その憤怒の表情は、今にも目の前の存在を食い殺さんばかりだ。


「なんだその体たらくは。てめぇふざけてんのか? 何ぼさっと木偶見てぇに突っ立ってんだ。構えも動きも何もかもがクズじゃねぇか。そこらの一年の方がまだいい動きしやがる。何考えてやがんだこのボケが」

「うるさい、よ」


 ツルギに恫喝されても、イズナは欠片も心を動かされなかった。

 ただただ、自身の情けなさだけが、内側で大きくなっていくだけだった。肥大化したルサンチマンは、やがてあてつけのように、言葉となる。


「……君は凄いよね」

「あぁ?」


 突然浴びせられた賞賛の言葉に、ツルギは嫌そうに顔を歪める。

 それに構わず、イズナは膝をついたまま、敗北感を覚えながら絞り出すように言った。


「一年の久我さんに負けて、九十位近くランキングを落としたのに、最後に結果を見てみれば六位だ。君とまともに戦ってくれる相手も居ないだろうに、よくそこまでやれるよ」


 それに対して、自分はと、イズナは唇を噛む。


 確かに、リーグ戦の出場権は手に入れた。

 久能シオンに負けた後、ランキングを落としたが、それもちゃんと回復できた。

 けれど、万全な状態で戻れたわけではない。ずっと何か、調子が狂っているような感覚がつきまとっていた。


 やはり、敗北を引きずっているのだろうと思う。


 もし再戦をしたとして、自分は果たして彼に勝てるのだろうか?

 負けた直後は、次は勝つという気概があった。けれど、それも時間が経つごとに、次第に恐怖心に侵食されていった。


 極めつけは、久我アヤネの登場だ。


 下手をすれば、シオン以上の実力者であるアヤネを前に、イズナは完全に心が折れていた。

 まだ一度も戦ったわけではない。けれど、明確に今の自分よりも上であるとわかる実力者。それを前に、萎縮してしまったのだ。


「昨日の久能くんの試合、見たでしょう? あんな捨て身の作戦、私じゃ防げるかわからない。彼らのことを考えると、自分はあんなのと競えるのかと、そんなことばかり考えてしまう」

「…………」

「その点、君は凄いよ。叢雲くん。だって、あの久我さんに負けたのに、まだ闘志をなくしていないんだから」


 こんなところで言うべき言葉ではない。それでも、言わずにはいられなかった。


「私は……君が、羨ましい」


 それは醜い嫉妬で、見るに堪えない醜態だった。

 過去の自分がそれを見れば、きっとつまらない顔をして切り捨てようとするだろう。そんな醜悪な存在が、今の伏義イズナだった。


 そこまで言い切って、ようやくイズナは吹っ切れた。

 今の自分に、勝負をする資格なんてない。こんな中途半端な気持ちの人間が試合に出たら、相手にも迷惑だ。


 棄権しよう――そう、降参の宣言をしようとしたときだった。


「クソ女だな」


 吐き捨てるように、叢雲ツルギは口を開いた。


「女々しいこと延々と垂れ流して、同情してほしいってか?」

「……そう思ってもらってかまわないよ」

「ちっ。着飾って色気づいてるから、そんなガキクセェ事で悩むんだ。パッドなんて入れて、胸を盛って、誰かに色目でも使ってんのか? ああん?」

「………」


 普段なら、そんな侮辱のようなことを言われたら、率先して喧嘩を買っていたが、今のイズナにはその気力がない。


 微かにイラッと来たものの、それよりも、ツルギのその不自然な挑発に疑問を覚えた。


 慣れないことを言っている自覚はあったのだろう。ツルギは苛立ったように頭を掻いて、舌打ちしながら「ああ、面倒だ」とつぶやいた。


「てめぇは、……そうだ。あれだ」


 そして。

 心底嫌そうな顔をしながら、その一言を言った。




「さすがは、男をたぶらかした挙句に霊子災害を起こした女の娘、だな」



「…………」


 すぅ、っと。

 イズナの表情から、血の気が引いた。

 その様子を見ずに、ツルギは懸命に、慣れない言葉を紡ぐようにして、侮辱を続ける。


「葦原家の跡取りと駆け落ちだったか? 結局逃げ切れずに悪魔に身を売り渡して、挙げ句の果てが霊子災害だ。お陰で葦原家は取り潰し。当事者になった女の親族は随分目の敵にされたそうだが、その辺、娘としてどうだ、伏義、――」

「――『刀剣異体』」


 挑発への返答はシンプルだった。


 イズナの言葉とともに、傍に控えていたスサノオは、すぐさまその身を神剣へと転じる。

 それを握ったイズナは、肩の傷も気にせず、神速の勢いで叢雲ツルギを切り伏せようとした。


 完全に不意打った一撃に、唯一反応する者がいた。


「さ、せない!」


 叢雲ユエが、ツルギの前に立ちはだかり、影を実体化させてその神剣を受け止める。


「―――」


 それを冷静に見つめたイズナの反応に、迷いはなかった。

 すぐさま刀剣を引くと、邪魔なユエを強引に蹴り飛ばした。刀剣異体によって半ばファントム化しているイズナの蹴りに、ユエは為す術もなく飛ばされる。


 そして、蹴りの勢いを利用して身体を半回転させたイズナは、そのまま神剣を振り下ろす。


「死ね」


 冷え切った冷酷な目で、ただ一言、それだけを口にした。


 次の瞬間、無数の刀剣が宙を飛来した。

 トツカノツルギ――神剣の刀身から生まれた大量の剣は、叢雲ツルギを削り殺すためだけに空間を蹂躙する。


 それで決まった、と誰もが思った、その時だった。


「『タールピット』――『逆巻きRoll back』『飲み込めEngulf』!」


 ツルギは地面に向けて魔弾を撃つと、その地面が盛り上がってツルギの姿を隠す。盛り上がった地面は、タールでできた沼のようにドロドロで、飛来した剣戟を一つ残らず飲み込んだ。


 イズナがツルギの姿を見失った、その一瞬。


 その瞬きほどの時間を利用して、ツルギはイズナの目の前に瞬間移動する。意識の死角からの強襲。

 彼はそのまま、拳銃デバイスをイズナへと突きつける。


「『自在の弾丸よDevil’s bullet』――」

「『疾風怒刀』!」


 ツルギが魔弾を発射しようとする瞬間。

 イズナはスキルで全身に推進力を与えると、神剣を振り下ろすと共に、後ろへと飛び退いた。


 振り下ろされた神剣は地面を叩き割り、巨大なクレーターを作り出す。


 その余波に巻き込まれながらも、ツルギは猫のように真横に飛び、すぐさま体制を立て直してデバイスを構え直した。


 対して、二十メートルほど距離を取ったイズナは、左腕をだらりと力なく下ろす。

 そこには、ナイフを刺された肩以外にも、三つの弾痕が開いており、ダラダラと血が流れて、霊子の塵になっていった。



『こ、これはすごい! 立ち止まって話をしていたかと思えば、伏義選手が強襲! そしてそれを、叢雲選手、見事対処仕切りました!』

『対処しただけじゃねぇな。的確に反撃もしている。とんでもねぇ強かさだ』



 解説を聞きながら、肩で息をするイズナに、神剣状態のスサノオが念話で尋ねる。


「目は覚めたか? バカ弟子よ」

「……はい。バッチリと」


 呼吸を整えながら、イズナは羞恥に顔を覆いたい気持ちでいっぱいだった。


 本当に、自分は何をやっているのか。

 ウジウジと女々しく殻にこもって言い訳をして、好き勝手に恨み言を重ねた。それでいて、相手からの挑発に耐えきれずにブチ切れて暴走して、そのくせ仕留めるどころか一発もらって撤退してきた。


 恥ずかしい。

 自分の不甲斐なさも、惨めさも、醜さも、何もかもが恥ずかしい。


 そんな風にイズナが身を震わせているところに、相対しているツルギが、挑発混じりの言葉をかけてくる。


「くはは! やりゃあできるじゃねぇか、クソ女。今のはしびれたぜ」

「……ああ、そうだね。確かに刺激的だったよ」


 サブデバイスに魔力を通して、左腕に治癒魔法をかける。

 イズナが使えるのは傷口を塞ぐ程度のものだが、霊子体である今は、そこまで高度なものは必要ない。


 あと僅かな時間、戦える時間があれば、それで十分だ。


「――ありがとう、叢雲くん」

「あん?」

「君のお陰で、きっかけができた。まだ迷いはあるけど、まあそれはそれ。今ここで、戦う理由はできた。それに、感謝するよ」


 おそらくツルギは、それがイズナにとって、決して譲れない一線であることをわかった上で挑発に使ったのだろうし、本心からそれを言っているわけではないのはわかる。


 けれども、イズナは魔法士になると決めた時に、一つの誓いを立てていたのだ。


「君には感謝しているけれど――それはそれとして。母を侮辱した相手は、徹底的に叩き潰すことに決めているんだ。だから――死んでくれ」

「はっ――やってみろよ、クソ女!」


 神剣を構えて突撃するイズナを、叢雲ツルギは真正面から迎え撃った。





 ――敗北を経験すると、どうしても心が弱る。


 その時に、敗北を糧とできるか、それとも敗北に飲み込まれるかで、その人物の競技者としての将来が決まっていく。


 伏義イズナは心が折れかけたが、しかしそれは、いずれくることでもあった。


 たとえ今は敗北に飲まれたとしても――いつの日か、どれだけ遅れても、それを飲み下して、前に進むことができれば、彼女は成長できる。

 イズナに振るわれながら、神剣の神霊は、主人であり弟子でもある彼女の成長に、期待するのだった。




 二日目Aブロック一組目。

 伏義イズナVS叢雲ツルギ



 勝者・叢雲ツルギ


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