夜のおくりもの

 月の光のシャワーの中で星の声に耳を傾ける

 夜の闇と静寂に包まれて一人静かに感じてる


 ああ、なんて世界はこんなにも広く

 そして深かったのだろう


 冷たい風がコートを誘う 


 冬の夜は特別に幻想世界に導いてくれる

 世界と一つになっていく


 昔の人は星座に夢を語り

 今僕はその夢の中にいる


 満天の星空の下、産まれ出た言葉の宝石達

 

 それらはまるでしゃぼん玉の様に

 直ぐに消えてしまうから


 消えない内にそっとノートに刻んでおくよ

 星々からの大切なプレゼントだから


 そして月光はいつまでも僕を優しく包んでくれる

 

 遠くの山の雪が綺麗に光っている 

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