光と闇
「動かないで。」
銃口を突きつけた女が言う。
ユージはとっさに両手をあげた。
「紫のつなぎ、、、あなたね?金持を眠らせて、事務所に会社の不正な書類を撒き散らしたの。」
足から頭までしっかりと覗くように見た女の問いにユージは答えた。
「違うと言ったら?」
「しらばっくれないで。倒されていた警備隊も言ってたわ。紫のつなぎを着た男にやられたって」
「こんな紫のつなぎ着てる奴なんて、どこにでもいるだろう?」
「1度と言わず2度も人がたくさん倒れてる場所に同じ格好した男がそう易々いるわけないでしょ?詳しく話を聞かせてもらうわよ。」
と女がユージの肩を掴んだ瞬間、ユージは足を蹴り上げて銃を構えてる手首に当てた。
銃は女の手から離れて宙を舞い、ユージが取った。
すかさず銃を女に向ける。
「形勢逆転。」
「あっ、、、」
赤いスーツを身に纏っている女が言う。
「なんのつもりかは知らないけど、あなたがやっている事は犯罪なのよ。あげればキリの無い罪状が出てくるわ。」
「だから何?証拠がなけりゃ何も出来やしない警察よりかはマシでしょ。高い税金から給料もらってるくせになんも仕事をしない無能な警部補さんよりかは」
女は驚いた。ユージにいきなり自分の素性を知られたのだから。
「あっ、でもあんたはまだ仕事をしている方か。なにしろ検挙率90パーセントを越える天才警部補だもんな。」
ユージが銃を突き付けたまま言う。
「でも今日はここまでだ。」
「えっ?」
「なんせあんたは単独行動。俺達は2人。それに今あんたと対峙してるほど暇じゃないんだよ。俺も」
と言ってポケットから
辺りが光で遮られ女は視界を無くす。
「これは返すよ。」
と耳元でささやきユージは5番倉庫を後にした。
視界を取り戻した女は辺りを見渡した。しかしユージの姿はそこには無く、奪い取られていた銃が足元に置いてあった。
「嬢ちゃん、、、」
オヤジがあおいに声をかけても返事が無い。無理もないだろう。
15年以上離れてた父親が目の前で撃たれて息を引き取ったのだから。
「ゲンちゃん、、、もう行かないとね。」
涙を拭いて立ち上がったあおいは力強くともどこか寂しくオヤジを見た。
「あぁ、、、もういいのか?」
「本当はもっと居たいし、、、でも私も立ち上がらないと。あれ、、、なんでだろう?」
あおいの目から涙が一粒また一粒流れていった。
ユージが走りながら戻って来た。
「若!どうだった?」
オヤジが聞いた。
「事態は最悪なシナリオになりそうだ。とりあえずここを出るぞ。なんせ天才警部補さんが現れてるんだから。」
「げっ!?あの姉ちゃんが出てきたんか?」
「そういう事。しかも田辺がいなかった。」
「はい?嬢ちゃんの父親も居るって、、、」
「だから最悪なシナリオなんだよ。」
それぞれバイクに乗り、走り出した。
「あの時と状況が被ってんだよなぁ、、、」
ユージはバイクを走らせながら呟いた。
翌朝。ユージは自宅の地下室でパソコンとにらめっこ。何はともあれ田辺もいなくなり解決一歩手前まで来てたのに、一気に手がかり全てが無くなったのだから。
ユージのスマホが鳴った。
「はい。もしも、、、」
「中井ー!!」
とっさに耳からスマホを離すユージ。電話の主は雑誌『暴露』の編集長、亜場木だった。
「編集長なんで、、、」
「今すぐ編集部に来い!!」
プープープー。
一方的に電話を切った亜場木。ユージの耳には耳鳴りが残っていた。
「はぁ。しょうがないから行くか。」
独り言を呟き部屋を後にするユージ。階段を上がり食卓に出るとあおいとオヤジが食事をしていた。
「お、若!先いただいてるぜ。」
「すいません。まだいて、、、」
あおいは直ぐ様謝る。
「別にいいよ。ちょっと編集部行ってくる。」
「了解!」
「いってらっしゃい。」
オヤジとあおいが同時に声を発した光景にユージの顔から少し笑みがこぼれた。
編集部は慌ただしい様子で1ヵ所に人が集まっていた。
「ぉはよーございま、、、」
「なーかーいー!」
亜場木はやって来たユージの耳を引っ張りながら集まってる場所に連れてった。
「痛い痛い、何ですか?もう、、、」
パソコンの画面を見た瞬間、ユージは驚きを隠せなかった。
何故ならそこには先日歩道橋からライフルを構えてるユージの写真があったから。
「中井、、、どういう事か説明してもらうよ。」
亜場木は鋭い目付きでユージを睨む。編集部にいる人達もユージに目線を向ける。
「いやー呼び出されて俺なんかミスしたのかと思いましたよ。」
突然ユージが笑いだした。
「良く見てくださいよ、編集長。確かに俺に似てるけど、」
ユージは写真を指して、
「顔全体写ってないし、この時間だとしたら俺取材してましたから俺じゃないですよ。」
ユージの説明は正直周りにあんまり受け入れて貰えそうにもない雰囲気だった。
「編集長。御言葉ですが、、、裏が取れてないのに、俺を疑うんですか?」
鋭い目付きでユージは亜場木を見る。
「裏が取れてないから疑うんだ。」
「じゃ裏取ってから俺を問い詰めてください。俺取材があるんで失礼します。」
ユージは足早に編集部を後にした。しかし顔には焦りを隠せてなかった。
「永井!!」
亜場木が叫ぶ。
「はい、、、?」
頭かきながら返事をした永井と呼ばれた男。
「仕事だ。中井を調べてくれ。」
「えーっ!先輩を調べるんですか?」
「いいからいけ!!」
永井もユージと同じように足早に編集部から出ていった。
「ただいま。」
自宅に帰って来たユージに驚きを隠せないオヤジ。
「若。早くないか?」
ユージはソファーに腰を掛けてオヤジに聞いた。
「オヤジ、、、俺、、、あの時間違いなくアイツを殺したよな?」
「若、、、急にどうした?」
「いや、、、3年前のあの日と状況が被って、、、」
ユージはタバコを吸い始めた。
「なんか全てが踊らされてる気がしてならねぇんだよな、、、」
「、、、。若。でもまずは一文字の依頼を片付けるんだろ?」
「あぁ、、、田辺の救出および、、、」
「会社を潰そうとしてる左久良組だろ。1個ずつクリアしてきゃ大丈夫だろ。あの時の様に。」
「だといいんだけど、、、」
どこか歯切れの悪いユージだった。するとオヤジが突然ユージ元に行き顔を殴った。
「いいか?若。お前さんは3年前のあの日俺の目の前で殺したんだよ。あの銀狼を。」
ユージは殴られた頬を押さえながら、
「いってぇな、、、なにすんだよ?」
「若が寝ぼけてるならもう一度言ってやるよ。あの日俺の目の前でアイツの頭を撃ち抜いたんだよ!!」
「あぁ、、、あの日をきっかけに俺は1度、、、」
ユージは静かに語ろうとしたが、、、オヤジがユージの胸ぐらを掴み
「若!!今は後ろを向く時じゃねぇんだ!!いつからそんな腑抜けになったんだ?始めて出会ったあん時の若がいねぇなら俺は今すぐやめてやる!」
二人の間に少しの沈黙が流れる。
「そんなに自分に自信無くすなよ!!あの時はどんなに絶望でも目は死んでなかったじゃねえかよ!今の若はどうだ?」
俯くユージを余所にオヤジは続ける。
「どう足掻いたって乗り込んでしまった舟から後戻りは出来ねぇんだよ。それぐらい若だって解るだろ?」
「ゲンちゃん?」
あおいの声に気付いた2人はあおいの方を振り向き、お互いちょっと離れた。
「嬢ちゃん、、、声聞こえてたか?」
「うん、、、」
あおいは静かに頷いた。
「カッコ悪いところを見られちゃったなぁ、、、」
ユージはあおいの頭をポンポンと叩いて地下室に向かった。
さっきまでとは違いユージの表情はあおいを見てから晴れやかになっていた。
「オヤジ、忘れてたよ。ありがとう。」
紫のつなぎに着替えたユージはソファーであおいと向かい合い座っていた。
何故か二人の間に重い雰囲気が漂っていたがユージが静かに口を開いた。
「先に謝らせてくれ。親父さんの件、、、死なせて悪かった。」
ユージが立ち上がり深々頭を下げた。
頭を下げてる時間は長くは無いが二人の雰囲気のせいもあってか長く感じた。
「もう頭を上げてください。若さん。」
「ユージでいいよ。」
あおいが言葉を発した事でユージは頭を上げてまた座る。
「それでこっからが本題だ。」
ユージの言葉にあおいは唾を飲み込んだ。
「あおい自身の今後の事だ。」
「えっ?」
「これは俺やオヤジが決める事じゃない。あおいが自分で決めなきゃ行けない事なんだ。」
「私もう決めてます。」
「えっ?」
「私、ユージさんとゲンちゃんと一緒にいたい。」
言い切ったあおいは晴れ晴れとした表情をしていた。
「あおい、、、いいのか?俺達と一緒にいるってのはリスクしか無いんだ。」
「私のこれからの人生は後悔しないように自分でしっかり決める!!だから、、、」
ユージは立ち上がり大声をあげた。
「解ってるのか?俺はお前の親父を見殺しにした男なんだぞ。」
「別にユージさんが殺した訳じゃない!ユージさんとゲンちゃんのお陰で私は自由になれたし、お父さんの事もわかったの!!それに、、、」
あおいも負けじと立ち上がり声を張る。
「親父さんの仇を取りたいか?」
あおいは頷いた。
「わかったよ、、、」
あおいの顔から笑みがこぼれた。
「でも命の保証は出来ない。しかも親父さんの仇を取りたいならオヤジから色々とやることを教えてもらうんだな。今のままでは只邪魔なだけだ。」
あおいは頷いた後、ユージは歩き始め、
「1つだけ。お願いがある。」
「えっ?」
「なにがあっても俺とオヤジを照らす光になってくれ。」
そう言い残し、ユージは部屋を後にした。
「高瀬!!何をしてくれてるんだ!!」
男が怒鳴っていた。
「申し訳ございません。」
高瀬と呼ばれた赤いスーツの女が頭を下げる。
「証拠もなにも固まっていないのに、単独行動の挙げ句、一般人に銃を向けるなど言語道断だ!!」
「御言葉ですが部長、、、」
「言い訳はいい!!検挙率が高いからって勝手をやっていいとは違うんだよ!!」
高瀬は怒鳴っている男性の元に近付き机を叩いた。
「な!?なんだね急に!」
「別に、、、今までお世話になりました。」
高瀬はそう言い残し部屋を後にした。机に手錠と手帳と辞表と書かれた封筒を残して。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!!」
上司であろう男の声が虚しく部屋に響いた。
捜査1課で高瀬が荷物をまとめてる光景に皆唖然としていた。
無口で段ボールに物を詰めていく最中に手を止めて1枚の写真を眺めていた。
幼いときの写真だろう。高瀬と共に男の子も映ってる。
一粒の涙を流し
「助けてくれないじゃない。嘘つき、、、」
写真を段ボールにしまった。
ユージは左久良組の事務所の近くまで来ていた。
事務所の建物を眺めてるとユージがつけてるイヤホンから無線が入った。
「、、、若。今の左久良組の状態ははっきり言って悪いぞ。なんせ幹部の娘さんを若が、、、」
「でしょうね。」
ユージが笑いながら答える。
「にしても左久良組の事務所にしては随分小さくない?」
「そりゃそうだ。本家じゃないんだからなぁ。分家とはいえど結局は左久良組なんだから気を引き締めないとな。」
「解ってるよオヤジ。まずは忍び込まなきゃ話にならないからな。」
「一応せっかちな若の為にルートを3つ程用意してあるけど?」
「さっすが。」
「んでどっから行くよ?」
ユージは双眼鏡を取り出して事務所を見た。
「正面は却下。」
「あいよ。」
「地下も却下。」
「んじゃ屋上だな。」
「そうなるねぇ。」
「了解。準備が出来次第無線を入れてくれ。」
「了ー解!」
ユージは無線を切って歩きだした。
近くのビルの屋上に登ってきたユージ。
「オヤジ。着いたぞ。」
「了解。んでどうやって建物に移るんだ?」
「こうするんだよぉ!」
ユージは助走をつけて5メートルはあるだろうビルからビルへと飛び移った。
受け身をしっかり取って、身体を払いながら立ち上がった。
「いきなり無茶すんなよ!!」
オヤジが怒鳴った。
「これから方法が無かったんだからしょうがないだろー。」
ユージは銃を取り出して事務所の屋上の扉に手を掛けた。
「若。それと1つだけ。」
「なんだ?」
「あの姉ちゃんが警察を辞めたぞ。」
「そうか、、、」
「あっ後、スマホに送信するけど変な奴に追われてるから気を付けな。」
「了ー解!って1つじゃねぇし、」
事務所の近くにワゴン車があり、その中ではオヤジとあおいがユージをサポートしていた。
オヤジはパソコンを叩き、
「これで送信完了っと」
オヤジが声を弾ませて言うと、あおいはオヤジの行動に唖然していた。
「嬢ちゃんわかるかい?」
首を横に振るあおい。
「これから俺達が若をサポートするんだ。」
「サポート?」
「そうだ。若が現場で仕事をしやすい様にな。」
オヤジはにやけながら言った。
ユージは屋上から降りてきて5階の廊下にいた。
辺りを見渡すと守衛の役割をしているであろう2人のヤクザがいた。
直接やり合ったら潜入の意味が無くなってしまうので、一旦その場を後にして他の場所に向かう。
4階に繋がる階段を見つけたユージは足を止めた。
階段の入口に鉄の鳥居の存在がユージの動きを止めた。
ゴーグルを取り出して装着するとそこには一寸の隙がない赤外線が張られていた。
すかさず無線を入れた。
「はいはい?」
「4階に繋がる階段の入口に付いたんだが、、、」
「なんかあったか?」
「あるから連絡してるんだろ?」
そりゃそうだ。こんな緊迫な時に暇だからって連絡をとる奴は絶対にいないとツッコミを心の中で思いながら、
「赤外線が張られてる。触れたらドカンって事は無いけど、見てみると触れたら警報がなるシステムになってそうだ。」
「ちょいと待ってくれぇー。」
オヤジはパソコンを叩き始めた。
プログラムにアクセスし、なにやらツールを打ち込む。
オヤジは渋い顔をした。
「若。聞こえるか?」
「あぁ。」
「内部からでも解錠不可能だ。」
「マジかよ!?」
「嘘言っても仕方ないだろ?」
オヤジはユージに説明を始めた。
どうやら内部からもハッキングを監視してるソフトがあるみたいでオヤジのハッキングでは侵入は難しいとの事らしい。
「でもオヤジ、解錠できる方法はあるんだろ?」
「無いことは無いけど、避けたいとこだよなぁ」
「なんとなく読めたよ、、、」
「誰か1人でかまわない。事務所の人間なら誰でも持ってるパスを奪えば事務所の中動き回れるから。」
ユージは溜め息を付いた。それだったら最初っから正面突破でもいいじゃんと今から言わんばかりに。
ユージはさっき見かけたヤクザの方に戻っていった。
壁をつたい一歩ずつ慎重に進んでいくと出会い頭に1人のヤクザとばったり向かい合ってしまった。
ヤクザが声を出そうとした瞬間、口を押さえ後ろに回り銃を突き付け、
「騒ぐな。これで撃ち抜かれたく無かったら。」
小声でヤクザの耳元で囁き、銃を頭に押し込む。ヤクザが大人しくなった所でユージはヤクザを押さえつけながら5階のトイレに入っていった。
個室に入れた途端に銃を撃った。
「!?」
「安心しな。麻酔銃だから。」
ヤクザは眠り落ちた。便座に座れて身体を調べ始める。すると胸ポケットからパスらしきカードキーを取り出した。
「オヤジ。パスを回収したぞ。」
無線でオヤジ呼び始めた。
「すまないなぁ、若。でもこれで事務所内は彷徨けるぞ。」
「ところでヤツはちゃんといるんだよな?」
「出ていった形跡は見当たらないけど、自分以外のパスを使ってなければ。」
ヤクザの事務所だけあってセキュリティは相当厳重なものらしい。外から中への記録は勿論だがその逆をもする徹底ぶりらしい。
「記録を見てると最後に作動してるのは3時間前、しかも外からだから多分中にいるはずだ。記録上だと。」
「了ー解。」
ユージはトイレを後にする。しかしすぐには階段に向かわず、もう1人のヤクザを避けながら、5階をしらみ潰しに調べていく。
しかし特に手掛かりが無く、赤外線が張られてる階段の入口に戻って来た。
パスを鳥居の隣にある電子機器にかざすと電子音が鳴った。おそらく解錠されたのだろう。試しにゴーグルをつけて見ると赤外線は綺麗さっぱりなくなっていた。
階段を降りて4階に着いたユージの元に無線が入った。
「あの、、、」
あおいの声だった。
「どうした、あおい?」
「いや、最後にお父さんが事務所4階にある俺の部屋に鍵があるって、、、」
「調べてみる価値はありそうだぜ若!」
オヤジが割り込んで乗り気で話が進む。
「そしてお父さんはこうも言ったんです。」
「なんて?」
ユージが聞き返す。
「あの2人に見てもらえば解ってもらえる筈だって」
息を引き取る間際にあおいの耳元で呟いた最後の言葉。
ユージは歯を食い縛った。なんで最後の最後で娘さんを守ってる俺達に託す。もっと娘さんと話をしても良かったんじゃないか?そんな想いがユージの頭を巡らせ目付きが変わった。
「あおい、、、必ず仇を取ろう。」
その言葉でオヤジもあおいも笑顔になった。
「思い知らせてやる。この俺をコケにした代償はとても重い罪だって、、、」
「若。頼んだぞ!!」
「俺を誰だと思ってるんだ?オヤジ、、、悪夢の運び屋、ナイトメアだぞ?」
ユージは進み始めた。
~続く~
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