NIGHTMARE

ブサイク猫

プロローグ



夜も近いオレンジ色が染まってる空の下。



二人の少年少女は遊具に座り話していた。



「ねぇ?もしも私が危険な目にあったら助けてくれる?」



少女が笑いながら少年に問いかける。



「うん!!たしゅける!!じぇったい!!」



少年は満面の笑みで元気よく答えた。



その時、町に定刻を知らせるチャイムが鳴り響く。



音を聞いた少女は自転車に向かいながら



「じゃあね!!また明日。」



「ルミちゃん、バイバ~イ」



少年はここでも満面の笑みを返しながら返事をした。



蝉が泣いていた夏の夕暮れの下で。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る