第99話:究極の描写確認方法

 描写というより、小説そのものの確認方法と言ってもいいでしょう。


 たぶん、みなさんも知っているはずです。

 推敲する時に、もっとも効果的な方法だからです。

 でも、実際にやっている人はすごく少ないのではないかと思います。



 しかし!!

 だがしかし!!



 初心者の方で、文章に問題を感じている方は、本作を読んだことを機会に、ぜひやっていただきたいと思います。


 それは――



 「音読」



 ――です。


 「……なーんだ。はいはい。やってるやってる」という人もいるかもしれませんが、心の中で音読しても駄目です。

 それをすると、作者補正がかかります。

 悪いところに気がつかないのです。



 本当に声をだしてやることが、ジ・アルティメット・推敲です!!!



 いや、まじですって。ヽ(´ー`)ノ

 自分の声が耳から入ってきて聞こえることで、第三者的にとらえることができます。


 家族と暮らしている人は「はずかしい」と思うかもしれませんが、がんばりましょう(笑)。

 これで問題点の多くが見つかるはずです。

 ぶっちゃけ、「我想う故にカンソウ」で私がいろいろ書いたことのほとんどは、これで解決できる問題のはずです。

 逆に言うと、私が「カンソウ」で文についてうるさいこと書いた作品は、音読をまずしていないと思います。


 ただし、ただ読めば良いのではありません。

 注意点は以下の通り。


・句読点でちゃんと区切る。

・逆に句読点がない部分では区切らない。

・台詞も読む。

・アップテンポの所は、アップテンポで読む。

・文章を直したら、少なくともその章の始めからまた通して音読する。

・自分の声を聞く。


 もし、自分の小説をもっとよくしたいというのなら、ぜひやってみてください。

 そのうち、心の中で音読しても補正かからずできるようにはなると思いますので。

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