第35話:基本的な減圧方法(2)

●1行は1センテンスにする


 正直、前回の補足みたいな内容です。

 これは簡単にできますし、それほど抵抗感なくできるはずです。

 前回のと合わせてやるだけで、かなり文圧が下がりますので試してみてください。




●行間を空ける


 文圧は内容だけではなく、見た目からのイメージでも感じてしまいます。

 そこで、見た目の圧力を下げるために、行間を空けるようにします。


 なろうならば、行間の調整を設定変更で行うことができますが、カクヨムはそれができません。

 そこで、カクヨム対策としては、空行をいれることになります。

 もちろん、なろうでも区切りとして空行は有効です。


 では、どのぐらい入れるかと言うことですが、これは内容の重さで考えてもいいかもしれません。

 以下、入れ方と拙作のサンプルです。



・段落と台詞が切り替わる時に入れる。

 一般的には、このぐらいがいいでしょう。


  例:「Psychic Magus ~役不足な異世界で俺がやる役~」

  https://kakuyomu.jp/works/4852201425154951015


  例:「異世界車中泊物語【アウトランナーPHEV】」

  http://ncode.syosetu.com/n9781cy/

  (「小説家になろう」でやった場合のサンプル)



・段落と台詞が切り替わる時に入れる。さらに台詞の切り替わりにも入れる。

 先ほどのより、もう少しかるくしたい時はこのぐらいやってもいいかもしれません。

 台詞の量にもよりますが、内容が重そうならばこのぐらいやって文圧をさげるのもいいと思います。


  例:「AROUSE《アラウズ》 〜バトルフィールド・オン・コシガヤ 〜」

  (カクヨムより撤退しました)



・1行(1センテンス、1台詞)ごとに入れる。

 スカスカになります。

 小説では向いていません。

 他の読み物で利用しましょう。


  例:「はい、ヘルプデスクです! ……変な質問しないでください!」

  https://kakuyomu.jp/works/1177354054880908108



・変則型。

 描写物が切り替わった時、テンポバランスをとりたい時、強調したいセンテンスがある時など、その時々でバランスをとっていく方法です。

 ぶっちゃけ、諸刃の剣になりかねませんので、お薦め致しません(笑)。


  例:「レムロイド~異世界でロボットデザイナーとして名を馳せる~」

  https://kakuyomu.jp/works/1177354054880245000



・番外:空行を入れない。


  例:神の廊下(鷹龍記シリーズ)

 (カクヨムより撤退しました)



 このように、私は全パターンいろいろとテストしています(笑)。

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