私、そして君
@nano-micro
第1話 好き
今日もクラスは賑わっている。
私は、いつも通り椅子に座る。
そして、程なくして今日の『話題』が私の耳に届く。
「ねぇ、リョウちゃん。
コウタのこと好きなんでしょう?」
リョウちゃんと呼ばれたのは私で、コウタとはこの中学のおそらく指5本に入るイケメンのクラスメイトである。
しかし、私は思わず顔をしかめた。
「……は?」
私、そして君 @nano-micro
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