八日目に創られて

琴里和水

第1話

(ノア)


 愛されていない、とは思わない。

 愛してくれている、とは思う。

 とても、優しくしてくれる。

 優しく、微笑みかけてくれる。

 優しく、名を呼んでくれる。

 優しく、髪をなでてくれる。

 けれど、ひどく、もどかしい。

 それが、ひどく、もどかしい。


 体の上を、指が、手が、かすめていく。

 そうじゃない。

 そんな触れかたじゃなくて。

 もっと。

 もっと、強く。

 つかまえて。

 押さえつけて。

 閉じ込めて。

 爪を立てて。

 痕をつけて。


 そっと、口づけられる。

 そうじゃない。

 そんな口づけじゃなくて。

 もっと。

 もっと、強く。

 奪って。

 捻じ伏せて。

 捕えて。

 舌を絡めて。

 息をとめて。


 優しく、抱きしめられる。

 そうじゃない。

 そうじゃなくて。

 もっと。

 もっと、強く。

 近づいて。

 突き破って。

 穿って。

 血を流して。

 入ってきて。


 とても、優しいのに、とても、遠い。

 とても、優しいから、とても、遠い。

 つかまえても、すがっても、閉じ込めても。

 ただ、すり抜ける。

 愛してくれている、とは思う。

 けれども、それは。

 けれども、それは、恋じゃない。

 ボクはキミに恋をしている。

 キミはボクに恋をしない。

 キミは笑う。

 ボクを見て微笑む。

 決して、思わない。

 ボクを、つかまえて、そのまま、食べてしまおうなんて。

 だけど、ボクは――。

 ……ボクは、おかしいのかもしれない。







 ノア・イェールはぼんやりと鏡に映る自分の姿を眺めた。

 人並み外れた長身。長い手足。華奢な体。白い肌。蜂蜜色の、波打つ長髪。孔雀青の瞳。子供のように紅い唇。高く通った鼻梁。彫刻よりも整った顔。

 誰もが認める美の化身。

 ノアは、小さくため息をついた。

 もし、もっと、小さな体を持って生まれていたら。

 もし、この胸に、まろやかなふくらみがあったら。

 もし、自分に、子供を育み、産み出す器官があったら。

 もし、自分が、女だったら。

 何か変わっていただろうか。

 何もかも変わっていたような気もするし、何も変わりはしないだろうとも思える。

 そもそも、自分が、今の、この、当の自分自身を除いた万人が美しいと認めるこの姿で。彼と出会っていたら。

 何か、変わっていただろうか。

 彼は、自分に、恋をしただろうか。

 ――多分、しなかっただろう。

 そんな気がする。

 ノアは、そっと、自分の顔に触れた。

 自分では、今の自分のこの顔が、美しいとは思わない。

 ただ、いわゆる、『普通』の人間は、今の自分のことを、美しいと思うのだ、ということは、知っている。

 それぐらいは、知っている。

 自分の『美』に対する感覚は、他の人間と、大分異なる――はっきりいって『狂って』いるのだ、ということは、昔から知っていた。

 ただ、自分が間違っている、と思ったことは、一度もない。

 それでも、あえて、この姿になった。

 美しいと――思って、欲しかったから。

 美しいと、思ってくれているのだろうか?

 多分――思ってくれている。

 ――それでも。

 彼は、自分に、恋をしない。







(ライド)


 ライド・スペンサーは、チラリと洗面所のほうをうかがった。

 もう少しして戻らなかったら、様子を見に行ったほうがいいだろう。

 ライドは、手の中で、愛用の眼鏡を弄んだ。

 自分のことは、それなりによく知っているつもりだ。

 自分のことを説明する時は、ただひとこと、こう言えば事足りる。

 どこにでもいる、ごく普通の、一般市民。

 と、自分では、思っていた。

 だが、どうやら違ったらしい。

 少なくとも、ノアにとっては。

 ノアは、この自分、ライド・スペンサーに、恋をしている。

 恋というより、『刷り込み』に近いのではないだろうか――と、思わないでもない。

 自分は、ノアに、特別に何かしてやったという覚えはない。

 ただ、そばにいただけだ。

 七十年――もしかしたら、八十年。

 確かに、長い。

 恋を告げられてから、幾ばくかの時間が流れた。

 恋を告げられた、その夜のうちに、体を繋いでいた。

 何も知らぬ、子供を抱いてしまったような気が、どこかでしている。

 そして、それは、ある意味、全くその通りなのだ。

 子供なのだ。

 恐ろしいほどに。

 悲しいほどに。

 泣きたくなるほどに。

 それなのに、自分に、恋をしているという。

 いや、それだから、か。

 ひたすらに、すがりついてくるのを、抱いた。

 そして。

 そして――どうなったのか。

 よく、わからない。ただ、これだけは、言える。

 壊したくない。

 ――もう、無理なのかも、しれないが。







(ノア)


 黒い、癖のある髪。古めかしい眼鏡の奥の、焦げ茶色の瞳。モンゴロイドの特徴の色濃い肌色と平らな顔。自分よりも頭半分以上は小さな体。

 自分は、彼のどこが好きなのだろう、と、ふと思う。

 よくわからない。だが、触りたい。

 そばにいたい。

 彼を、感じていたい。

 トーストをかじりながら、彼が自分を見る。

「どうした? 俺の顔なんて、いまさらもう、珍しくもないだろ?」

 おかしそうに、からかうように、彼は、言う。

 ほんの少し、うれしそうに見えるのは、それは――自分の願望が、投影されているのだろうか。

 それとも。

 それとも、彼は、本当に、うれしいと、思ってくれているのだろうか。

 この自分が、彼に関心を持つことを。

 そうだと、いい。そうなら、いい。

 そう、思う。

「――ねえ」

「ん?」

「ねえ、ライド」

「なんだ?」

 にこり、と微笑まれて。

 ズキリ、と胸がうずく。

 この笑顔を、あと何回見ることができるのか。

「ボクのことが、好きですか?」

 思わず、口からこぼれ落ちる言葉。

「好きだよ」

 テーブルの、向かいで、彼は、優しく言う。

「本当に?」

「本当に」

「本当に?」

「本当に」

「本当に?」

「本当に。おまえは?」

「え?」

「おまえは、俺のこと、好きか?」

 口を開きかけ、この心の内は、言葉にできないということに気づく。

 だから、ただ、コクリとうなずいた。

「同じだよ。俺も、おまえと同じ」

 彼は――ライドは、笑う。

 だけど。

 違う。

 同じじゃ、ない。

「――ハルさんと、どっちが好きですか?」

 わかっている。

 こんなことを聞いても、仕方がない。

 そんなことは、わかっている。

 それなのに、聞いてしまう。

「――俺は、おまえを選んだだろう?」

 欲しかったのは、そんなこたえじゃない。

 それが、顔に出た。

 ライドは、少し首をかしげ、少しだけ、困ったような、すまなさそうな顔をした。

 怒る理由など、ない。

 なのに、無性に、苛立った。

「――後悔、してるんですか?」

 もし、そうだと言われたら。

 ――どうすればいいだろう。

「後悔は、してねえな」

 ライドは、落ちついた声で言った。

「俺が、もっと早くに気がついてたら、もっと――違ったようになっていたかもしれない、とは思うけど」

「――そう、ですか?」

 ノアは、軽く眉をひそめ、首をかしげた。

「そうでしょうか?」

「どうだろうな」

 ライドは、少し、考え込んだ。

「まあ――他の選択肢があったとして、それが今よりうまくいったとも、限らないからな。ただ――そうだな、ただ、ひとつ、言えるのは――」

「ただ――なんですか?」

「俺はな」

 ライドは、とても静かに微笑んでいるかのような、息をのむほど穏やかな顔で、ノアを見た。

 そんな目で、見られることには、慣れていない。

 そんな目で、見られたことなど、ない。

 そんな目で、見て欲しくない。

 だけど――見ていて欲しい。

 自分だけを。


 バンッ!


 空気が、震えた。

 ノアは、その手のひらを、思い切りテーブルにうちつけていた。

「そんな――そんな目でボクを見るな!」

 ノアは叫んだ。

「ボクを――ボクを――ボクを憐れむな! ボクは――ボクは――わかってる。ボクは、普通じゃない。ボクは、女じゃない。ボクは、男じゃない。大人じゃない。子供じゃない。ボクは、人間じゃない。わかってる――そんなことは、わかってますよ! ――で?」

 ノアは、裂けたような笑みを浮かべた。

「それで? だから、どうだっていうんです? そんなこと――」

 ノアは、上目づかいにライドを見た――にらんだ――見た。

「――どうだって、いいじゃありませんか。ねえ?」

「おまえは――」

 ライドは、言いかけ。

 ふと、口をつぐんだ。

 そして、少し。

 笑った。

「なにが――おかしいんですか?」

 ノアは、わずかに口元を震わせた。

「おかしくは、ない、な。ただ、な」

 ライドは、小さく首をかしげてノアを見た。

「おまえが、なんでそんなことを気にしてるのか、と思ったら、なんだか妙な気分になってな。そんなこと、気にする必要、全然ないのに」

「全然、ねえ。『普通』は、気にするようですがね。それとも、なんですか、ボクがそんなことを気にするのは、おかしいですか? 気にしちゃ、いけませんか?」

「おかしくはない。いけなくもない。けど、その必要も、ない」

「……うそつき」

 ノアは、かすれた、泣き出しそうな声で言った。

「キミは、人間のままで死ぬくせに。ボクを置いていくくせに。人間じゃなくなってまで、生きようとはしないくせに」

「――おまえは」

 ライドは、驚いたように、吐息のような声をもらした。

「なんだって、そこまで俺のことを信じてくれるんだ?」

「え?」

「時が流れて――俺が、生き続けたら、俺がいつか、おまえのことを裏切るかもしれない、とは、思わないのか?」

「――」

 ノアは、不思議そうにライドを見つめた。ライドは、ため息をついた。

「思わなかった、のか」

「キミは、そんなことは、しないでしょう?」

 ノアは、幾分たどたどしく言った。ライドは、わずかに目をそらした。

「俺は、もう――」

 言いかけ、ライドは、口をつぐんだ。一瞬の後、ノアは、大きく目を見開いた。

「ハルさんのこと、ですか? まさか、キミは、それで――だから、生きていくのを、やめるんですか?」

「そういうわけじゃない。それは関係ない」

 ライドは、はっきりとかぶりをふった。ノアは、怯えたように、ビクリと身を引いた。

「――こんな話、いやですか? もう、したくありませんか?」

 心の中に、一つの思いがわきあがる。

 この前、こんな気持ちになったのは、いつのことだろう。

 ずいぶん昔。思い出せないほど昔。多分、子供のころ。

 初めてではない、けど、限りなくはじめてに近い、この気持ち。

「いやなら、もう、やめますから、だから――」


 ぼくのことを、きらいにならないで。


 ――これはボクじゃない。

 だけど。


 きらいにならないで。おいていかないで。ひとりにしないで。


 ボクじゃない。

 じゃあ――誰?

(どうして?)

(どうして、来ないの?)

(どうして今日は――さんが来ないの?)

 ――子供だ。

 あれは、ボクだ。

(どうして今日はシェイラさんが来ないの?)

 ああ、そう、シェイラ。

 そういう名前だった。

(シェイラは、もう、来ない。これから当分、私が君の担当も兼ねることになる)

 そう言ったのは――そう、アンツ。

 アンツは、ガートの担当だった。

(どうして?)

 アンツの目が、自分を見る。

 あれはきっと、『憐れむような目』というものだったのだろう。

(――シェイラはね)

 アンツの視線が、目の中に入り込む。

 そう、あの時、アンツは、ひざをついて、自分と目の高さをあわせたのだった。

(シェイラは、君のことが、好きすぎたんだよ)

 あれはいったい、どういう意味だったのだろう。

 いつだったか、アンツは、シェイラのことという形をとって、自分のことを言っていたのではないか、と、チラリと思ったことがある。

 アンツの視線の先には、いつも、ガートがいた。

 にらむような目で、唇を固く引き結んで。

 眉間にしわを寄せて、嘲笑うように口元を歪めて。

 どこか怯えたように、しかし、消せない熱っぽさをこめて。

 アンツは、ガートを見ていた。

 幼いころは、わけがわからず、少しして、アンツは、ガートのことを嫌い、憎んでいるのかと思い――。

 しかし、時と共に、悟った。

 アンツは、ガートに、恋をしていたのだ。

 そう――アンツは、後に、アレックスという伴侶を得た。

 しかし、それでもなお、アンツはガートへの片想いを生涯貫いたのだ――と思う。

 アンツは、ガートに何も言わなかった。

 もし、言っていたとしたら、ガートの性格からして、そういう申し出があったことを、周囲に隠しておけるはずがない。

 積極的に言ってまわるわけではない。そんなわけがない。ただ、ガートは、態度を取り繕うということが、全くできないのだ。

 アンツがなぜ言わなかったか、という理由は、わからないでもない。

 ガートは、他人から恋情を向けられることに対し、恐怖という反応よりほかに、返すことができないのだ。好意、なら、それなりに理解できる。友情、も、まあいい。しかし、恋情、は――ガートにとっては、完全に、理解の範疇外のものなのだ。そう――ガートは、信じている。あまりにも単純に、ガートが信じ込んでいることがある。

 ガートは、サイボーグだ。

 つまり、大脳以外の体の器官は、すべて機械で代替されている。

 ガートの肉体、いや、身体は、一般の人間のそれとはかけ離れたものだ。

 だから、自分が、つまり、ガートが誰かの恋愛対象になることはない。

 と、かわいらしいほど単純に、ガートは信じ込んでいる。

 そんなわけがない。

 そんなことは、全然、問題ではない。

 本当に恋をしたら、そんなことは、全くどうでもよくなってしまうのだ。

 と、いつだったか、面と向かってガートにそう言ってやったことがある。

 ガートは、ひどく不思議そうな、腑に落ちない顔をしていた。

(そんなことは、ないだろう?)

 ガートは、不服そうに、当惑気にそう言った。

(誰かが、俺に恋をする? だって、俺の身体は、人間の身体ではないぞ?)

(あのですね、ガート君)

 ヒラヒラと片手をふり、ニヤニヤと苦笑をして。

 自分は、言った。

(そんなことは、もんだいじゃないんですよ。あんまりね)

(よくわからん)

(ですからね――えーとですね、ガート君、キミは、サリナ君のことが、好きでしょう? 人間じゃなくっても、好きでしょう?)

(俺は別段、サリナに何かしたいなどと思ったことはないぞ?)

(何か、って――ガート君、キミ、プラトニック・ラブって知ってます?)

 あの会話は、どういう結末を迎えたのか。

(まあ、こたえはもうわかってはいるんですが)

(じゃあ聞くな)

(そーゆーこと言ってると、嫌われますよ)

(別にかまわん)

(まあまあ、そう言わずに。ねえ、ガート君、キミ、恋をしたことがありますか?)

(ない)

(即答しましたね)

(俺が、恋をするわけないだろう。意味がない)

(意味がない? どうして?)

(どうして、って)

 ガートの、両眼の代わりになっている二つの真円のレンズがくるめいた。

(俺には、生殖機能も、性欲もないんだぞ。俺は子孫をつくることができない。よって、そのための行為をする必然性もなければ、そういったたぐいの欲求も感じない)

(あの、ちょっと、ねえ、ガート君)

(なんだ)

(キ、キミってば、もしかして、恋愛とか、性交とかって、全部生殖のためにやってるって思ってるんですか!?)

(性欲、というものがあることくらいは知っているぞ。俺にはないが)

 ガートの、上半分は非人間的で、下半分は端正な顔が、ひび割れたように歪む。彼にとって、これは相手が自分でなければ、幼馴染のノアでなければ、まともに返事をしたくもないほどに不快な話題なのだ。

(えー、まあ、そりゃボクにもあんまりありませんがね。えーとですねえ、えー、それじゃあ、話題を変えましょう。キミは、何か、もしくは、まあないとは思いますが、誰かに憧れたことって、ありますか?)

(――綺麗なものは、好きだ)

 ガートは、生真面目に考え込みながら言った。

(他人に、憧れる――原型師のモーリスのことは、そういうふうに思っている、と思う。この感情は、おそらく尊敬、もしくは、憧憬というものであろうと推測される)

(あれ、キミ、『憧憬』なんて言葉、よく知ってましたね)

(模型雑誌で読んだ。人間にも使える表現なのだろう?)

(そりゃもちろん)

 他愛もない会話。ガートは、いつもの通り、真っ直ぐに生真面目で、自分は、それを、あきれ半分に、からかって、ひやかして、時に話に引き込まれて。

 胸がうずく。

 ――なぜだろう。

(おまえは?)

(え?)

(おまえは、誰かに憧れたり、恋をしたり、するのか?)

(えーッ、ボクがぁ?)

 ケタケタと、笑い転げた。

(なんでボクが! ボクより優れた存在なんて、この世に存在するわけがありませんからね。ボクが誰かに憧れたり、ましてや、恋をしたりなんて、なんだってそんなことしなけりゃいけないんです?)

(知能指数なら、俺のほうが上だぞ)

(その代わり、キミ、社会適応性のテストで、前代未聞の『判定不可能』を叩き出したじゃないですか。総合的には、ボクのほうが上です)

(そうか)

(あっさり納得するんですね)

(反論するだけの根拠がない)

 もし、反論されていたら。

 二人のあいだに、言葉が飛び交っていたら。

 自分は、認めていただろうか。

 口には出さないまでも、はっきりと、自覚しただろうか。

 ガートのことを、愛しいと思っていたと。思っていると。

 かけがえのない友として、ガートのことを大切に思っているのだと。

 気づいたかもしれない。あの時だって、本当は、気づいていたのかもしれない。

 だけど、言葉にしなかった。

 嘘をついたことはない。

 だけど。

 なんて多くのことを、自分は言葉にせず、誰にも見せずにいたのか。

 気づこうとせず、気づきかけたら、あわてて目をそらし。

 誰にも見せず、自分にも見せず。

 見ようとせず。

 ふ――と、何かに――誰かに――包み込まれたような気がした。

 追憶が、薄らぐ。

 ライド・スペンサーが、見つめていた。

 ノア・イェールを。

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