第18話 平凡だけどチートです。
「ご、ごめんなさい…」
気づいたら小一時間ほどもカインさんに泣きついてた。
恥ずかしくて赤くなりつつ謝る。
ホントこんな平凡なしかも男がイケメンに抱きついて泣くとかまじすいませんでした!
「ッ…いや、いいよ。それよりこれからどうするの?本当に魔法使いになるのかい?」
何故か顔を赤くして一瞬目をそらしたカインさんに首をかしげつつ答える。
「はい。なんか全属性使えるって言われましたし…カインさん?」
今度は目を見開いて驚いている。
カインさんって表情豊かだなあ。
「あ、いや、ええと、全属性?って…」
「うーんと、一応ほんとに何でも…多分イメージできれば使えると思います」
あの荒野で試した感じ何でもイケると思う。
僕まじチート。
「…地、水、火、風、光、闇、空間、生活魔法…?」
「あ、光と闇は試してないかも」
カインさん絶句。
口、口開いてますよー。
でもイケメンだし。
…う、うらやましくなんかないんだからねっ!
えーカッ○ラーメンができそうな時間カインさんは呆けてました。
そういえばまだご飯食べてないよ…。
「ごほ、えっと、自覚がないようだけどそれは物凄く凄いことだからね?」
「あ、ハイ」
デスヨネー。
わかってないけどわかってますよ?
…多分。
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