ボクのかんがえたサイキョウの小説とうこうサイト

ぐうたらのケンジ

第1話 誰が最強なんだ?

みんな、はっきりさせよう。 なぜ小説なんて書いて、投稿サイトにアップする?


忙しい毎日の中、睡眠不足を削ったり、勉強をさぼったり、仕事してるふりをしたりして、なぜ書き続ける? 一文の得にもならないと嫌ってほど知っているのに。


これはね、業病だね。余程前世で悪いことでもしたんでしょうね。

南無阿弥陀仏。


こちとらネットどころかワープロすらない、原稿用紙の時代から書いてんだ。ちょっとやそっとじゃ治らないから、この病は。長えつきあいなんだよ。


さて、小説を書いていてどんな時代でも変わらない悩みが「読者をどうやって得るか」ということだ。


現代にはネットがあるからいいよネ、と訳知り顔の事情通ぶった奴がどうこう抜かしやがるが、何日もPVがゼロのままの現実をつきつけられ続けると、軽く精神崩壊を起こしそうになるってもんだ。


ネット時代においても悩みは一周して元の場所に帰るだけなのである。


そしてPVが増えたところで作品が面白いと思われているのかと不安になり、褒められていても相手が気を使っているだけで本当はつまらないと思っているんじゃないかと頭痛がするほど不信感でいっぱいになる。


そう! 褒められても心配だし、貶されても世界の終わりが来たような気分になる。


実はプロの、中には文学史に名を残すような凄い作家であっても同じようなことで悩んでいたケースが多々あったという。


だからこのような不安などを完全にはなくしえはしませんが、軽減することは可能です。


つまり、星などがつけられる時にそれが「お世辞」や「計算づく」でつけることができなくなれば良いのです。


つまりマジな評価で星をつける状況にみんなを引き込めばいい。


そこで小説投稿サイトの仕組みをこう変更したらどうだろう?


野球などのプロ選手のように「1軍」と「2軍」に分けます。


運営からの特別な措置でもない限り、普通の登録者は「2軍」からスタートをします。


1軍と2軍の最大の違いは、2軍は相互でしか作品を読むことができませんが、1軍の作品は外部からも2軍からも読めるように設定されます。


これをカクヨムとした場合、普通の人がサイトを覗くと1軍の作品のみが読めます。2軍の作品は検索しても外部からは見ることはできません。


ちなみにこの1軍はほぼプロと同等の実力の持ち主と認められていないとなれません。


つまり、外部からは「カクヨムはどれを選んでも常に質の高い作品を読める小説投稿サイト」と映るようになります。


では2軍はどうなるのか。実は現状とまったく変わりません。お互いに星のやりとりをするも良し。小説を書くのが好きなもの同士、親睦を楽しむのも良し。


外から来た読者に対して2軍の作品をどうするか、ですって? まさか


このサイトに存在するのは小説を書くのが好きなもの同士で集まって感想や星のやりとりをしている人間だけです。


なんてトップクラスのプロの作家でも難しいことを、素人が集まってワイワイやっているだけの集団の中から出てくるなんて本気で信じているのですか?


ですから1軍にはプロの作家の起用が必要となるでしょう。少なくとも僕の知る限りでは僕自身を含めて、それに相応する実力者など、このサイトで見たことありません。


さて、今回のシステムの最後の説明をしましょう。

それが星システム。実に簡単なシステムです。2軍の人間が星を5個獲得すれば1軍に昇格できます。シンプルでしょう?


ただし、その星の中には1軍の人間からの星が必ず入っていなくてはいけません。その上、これまで自分たちと同じだった2軍の人間を昇格させてあげようという気にさせるだけの問答無用に納得させるだけの実力も必要になります。ちなみに1軍からなら星が3個でも昇格に合格します。


つまり、投稿サイトでまったり過ごすが、実力を挙げてプロに相当する、という資格を得るためにすべてを費やすか。


さて、このように実力者とそうでないものを思い切り、切り分けたシステムの小説投稿サイト、実現したらどうなるでしょう。内輪の仲良しごっこを本質的に否定しているエリート主義ですからね。



クリーク! クリーク! クリーク!




ではでは~♪

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