明かりのついた暗い道

刈染野

第1話 おつかいに行く

僕の家は茶色い家。

明るくて、チューリップが咲いている。

レンガの壁に、ガラスの窓、木の枠がある。

庭には井戸がひとつ。

水は汲まない。真っ暗な井戸だ。

犬を飼っている。

種類はコリーで、とても賢い。


かあさんが、いった。


ジャック、おつかいをお願い


僕はいった。


いいよ


じゃあ、林檎と、じゃがいも、玉ねぎにミルクを買ってきてちょうだい


少し多いねと、僕はいった。


かあさんは、じゃあ、かごを持っていきなさいといって渡してくれた。


僕は家を出た。


緑の森は静かだった。


小鳥は今日もないていなかった。


長い道をまっすぐ歩いて、標識のある分かれ道までやって来る。


やあジャック、おつかいか?


カラスがいった。


うん、そう


僕は答えた。


じゃあ気を付けな今日はジャバヲックが出歩いてる。


僕はジャバヲックを知らなかった。


ありがとうと言ってカラスと別れた。


左の道を歩いていると猫にあった。


やあジャック、おつかいかな?


そうだよ


僕は答えた。


じゃあそこの草むらに金貨が落ちてる。拾っていきなと猫がいった。


僕は金貨を拾ってお礼をいった。


それからまた、歩いて街につくと、まずミルクを買いに向かった。


今日は混んでいて、騒がしかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

明かりのついた暗い道 刈染野 @FeriusMelta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ