スグに終わるラノベでも魅力を感じる時はある。

 レビューを見るよりも売れている小説と売れてない小説の見分け方は簡単だ。

 

 長く続いているかスグ終わって消えるかだ。


 昔、ジャンプ漫画とかで「どうしてこの作家は面白くも無い漫画を連載しようと思ったのだろう」と考えた事がある。


 大体ジャンプ漫画の新連載で余程の例外が無い限り、連載が続く漫画、面白い漫画と言うのは第一話か読み切りの時点から分かる物である。


 ラノベの場合はその辺りの判別はちょっと難しいが、ラノベを長く読み続けていればスグに終わるラノベとそうでないラノベの判別は付くようになる。


 ただし物語の中弛みと言うべき部分が起きたりしてつまらないながらも続いていく状態があったりもするが、まあそう言うのも出るのもヒットを飛ばした連載作品の宿命みたいな物だろう。

 

 ふと唐突にこう言う記事を書いたのはブログ(参照記事:http://blog.livedoor.jp/mrr1201/archives/18828948.html)で書いた様に将来に不安を強く感じたのもあるが、書店である作品を見たからだ。

 

 魔導gpxウィザード・フォーミュラ。


 詳しく読んでないのでまあ早い話がレース勝つために一緒にマシンに乗り込んだヒロインにエロイ事をしてマシンの能力を増大させて勝つと言う内容らしい。

 

 作品の内容はどうあれ印象に残る物がある。


 魔装学園HxHのレース版かな?と言う認識だ。

 これを見て「ああこれ、後が続か無くなるな」とか何となく思ったりもした。


 しかもエロを売り物にして前面に押し出す作品は読者に馬鹿にしているように受け取られかねない。この手の売り出し方は一種の諸刃の剣なのだ。

 

 こう言う作品が生まれるのはやはりラノベの認知度にある。

 普通の一般人の方は週刊誌の国民的人気アニメは知っていてもラノベの存在を知らない方が多いのだ。


 それに書店によってはラノベは漫画コーナーとは違ってそんなにスペースは広く取られていない、全面的に売り出していないと言う店も多くある。


 だからインパクトある内容や綺麗なイラスト、特徴的なタイトルで売り出す必要とかも出て来るのだ。   


 ウィザード・フォーミラはその点では成功していると思う。

 タイトルも一時期流行って今ではウンザリされている様なクソ長い物とかではないし、イラストも官能小説として通じそうなぐらいにエロイ。 


 だけど後が続かないと感じたのは勘もあるが、一昔前に流行ったエロを売りにした作品である事やレース物である事――仮に人気が出ても余程書き手の頭のネジがぶっ飛んでない限り物語の幅が出せず、結果として単調な作品になりえる可能性が大に感じた。


 魔装学園HxHとかと比べると分かり易いかもしれない。(主人公がHな事をすればヒロインがパワーアップする作品。正直アニメは下手なエロアニメよりエロい)


 ウィザード・フォーミラは異常な世界観ではあるが一種の日常物でエロい事をすれば一緒に乗り込んだレースカーがパワーアップする内容らしい。

 

 対して魔装学園HxHは異世界からの侵略者に対抗する為にヒロインをパワーアップさせるため、仕方なくHな行為を強要されるという部分だ。


 これは大きな差だ。


 ラノベの重要な部分としてキャラクターの魅力と言う物がある。

 特にヒロインの魅力はラノベの生命線である。

 

 それを引き立てるためにエロいシーンとか随所に挿入するわけだがウィザード・フォーミラーは人気を保つための起爆剤となりえる追加ヒロインを投入し辛いと言う構造上の欠点が見え隠れしている。


 ヒロインを絞ってある程度萌えや官能的な要素を捨てて硬派かつ純愛的に物語を進行すると言うのもあるがエロも売り物にしてしまっているせいでそれも出来やしない。


 これで続いたらある意味作者は天才だろう。

 

 そして月日は経過し、自分の予感は的中する形で、二巻で終わった。


 でも何故か自分はこの作品を二巻全巻買おうかなとか思っている。

 

 ふと書店で二巻を手にとってみて、ぱらぱらとページを捲り、後書きを見た。

 それがキッカケだった。


 後書きには元々はお蔵入りした作品をラノベ化してどう言う形であれ、世に出せて良かったと言うメッセージが書かれていた。

 

 要約するとそんな感じだったと思う。


 明るい感じで書かれていたが、もしかすると涙ながらに、悔しい思いでこの後書きを書いていたかもしれない。


 それもプロの条件なのだろうと思う。


 だがそれを思うと何故かこの作品に深い興味を持つようになってしまったのだ。


 同情もあるのだが、それよりもこの作品を通して作者の気持ちを知りたいと言う欲求が生まれたからだ。


 それに先日、自分は身勝手な理由で作品を削除したり打ち切りしたりしたせいもあるのかもしれない。


 何度も書いている事であるが・・・・・・このセリフ何回目だっけ? 記憶があやふやだな・・・・・・後でチェックしてみよう。


 ともかく作家と言う生物は皆、なんだかんだで面白いと思った作品を思い通りに書いて面白いと思われて大ヒットを飛ばしたり多大な評価を受けたいものである。

 

 私もその一人である。


 だけど多くの人間から注目を集めて多大な評価を得るには努力や作家には無関係なスキルなどが必要であるのが現実である。後はバクマンと呼ばれる有名な漫画作りを題材にした漫画で書かれていたように運、博打である。


 この項目を書いていて少し気分が楽になってきた。


 もう少し夢を見て、気持ちを切り替えて頑張ってみようと思う。

 プロになるのも大切だが今と言う時間を活かして、自動車の運転免許取得のために頑張ってみるのも悪くない。これは友人の薦めもあるのだが、それもきっと作家になった時に役に立つと思うから。

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