誰も彼もが「憧れの作家」になる事はできない


 タイトルの通り、誰も彼もが憧れの作家になる事は出来ない。


 これには二つの意味が込められている。


 一つは作家と言う職業になれる人間、続けていける人間。

 この辺りはもう運次第だ。


 そしてもう一つは「あの作家みたいに作品は作れない」と言う事だ。


 最近アニメの第三期、「とある魔術の禁書目録」の鎌池和馬さんとかが憧れの作家だろうか。


 鎌池和馬さんは作品のクオリティも凄いが、とにかく速筆で知られる。

 てまりデイズでもネタにしたが「小説を書くためのマシーンじゃないのか?」と思った事がある。

 この先生の代表作であり、一時期ラノベ業界の金字塔になっていた「とある魔術の禁書目録」も「三ヶ月に一冊ペース」で発刊している。


 西尾維新先生とかは毎月投稿していた時期もあったらしく、ラノベの業界を知らない人間からすれば遅いのでは無いかと言われているがそれは無知から来る批判である。


 まあこの話は置いといて、私は鎌池 和馬先生みたいになろうとした事がある。

 特に禁書目録の15巻を見てそう思った。

 

 何故15巻かと言うとこの15巻は他の巻に比べて大量の新キャラ、既存キャラ含めて二十人以上が登場する群像劇でもあり、その物語に深い感銘を受けたのだ。受けてしまったのだ。

 それを一巻で纏めた。

 

 そして自分でも出来ると言う謎の根拠を持ってしまい、ヒーローロードで失敗(キャラクターの出し過ぎ)を繰り返す事になった。


 今更だとは思うが自分は自分。

 鎌池先生は鎌池先生なのだ。

 

 思い上がりもいい加減にしろと昔の自分に言いたい。


 また物語を削除して特にそう感じてしまった。 


 物語を自由に書くのはいい。


 だがある程度節度を持って計算して書かないと大抵の作家は痛い目を見る。


 自分が言えるのはそれぐらいである。

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