アクション総括(後編)
――大賞選定。
――最後ですよー。
――発表はいつですか?
――もっと楽して良かったのではないですか?
今回はあまり悩まなかったですね。
では、
じゃん。
ぱぱー!
<現代アクション大賞は『勇者のクズ』に決定でーす(どん)>
ぱんぱか。
このクズが!(改名ネタ)
いつも通り落選理由と当選理由をどぞ。
『アイリス・フランセスカの巡礼』
いろんな意味で難しい作品。
視点変更の多さと文章の読み難さが最初の壁でしょう。
文章の読み難さに関しては、まったく改行を入れない文章もあるので、作者様なりの信念があるのかもしれませんが、WEB作品としては、読み難い作品となってしまったのではないかと思います。
そして、個人的には途中から主人公(たぶん)である『アイリス・フランセスカ』視点よりも、『鞠花』視点の方が面白く感じられたため、『鞠花』を主人公にした物語の方が面白かったかもしれません。
半分が面白く、半分が微妙に合わなかった作品でした。
全体的に百合っぽいということも、個人的な好みとはズレますね。
でも、読んでいて他の作品には無い魅力が感じられる作品でもあります。
半分が微妙に合わないのに、とても気になる作品かなーと。
うーん、全体的に判断に困りますが、続編を読んで見たいとは思いました。
『ヴぁんぷちゃんとゾンビくん』
アクション作品としての魅力は薄いかと。
あと、第二章は第一章ほどラブコメディーとしては楽しめないかもしれません。
ちょっと怖い作品でもあると思います。
『鬱ゲークラッシャー アキト』
もっと面白くなる作品ですが、現段階で評価した場合は『まだ』という感じです。
もっと先まで移植していれば、違った判断になったかもしれません。
『ファントム・パンツァー』
戦闘シーンは全体的に地味です。
まあ、その地味さが現実的という感じもしますが、もっと派手にしてもいいような気もします。最後の展開もわりとあっさりですし。
でも、続きは読みたいと思います。
『塞がりのカースコード』
流行的な作品かと思いますが、その分似ている作品も思い付きます。
その点でちょっと評価が下がるかなーと。
あと、今後の展開次第ですが、すでにインフレしているのではないかという疑惑もあります。すでに第二章を書かれているようので、それを最後まで読めばまた判断が変わるかもしれません。
うーん、あの要素をどのように制限するのでしょうねー。
『RE:バーンドアウトヒーローズ』
第一部では完全に話が終わりません。
もっと面白くなる作品だと思いますが、現段階では評価を下げることになります。
『勇者のクズ』
一話目から引き込まれる作品でした。
薬物でパワーアップという展開は『Dクラッカーズ』のようで好きですね。
本編がきちんと終わっている点も高評価。
この作品らしい終わり方じゃないかと思いました。
名前しか出てこなかった『魔王』もいるため、続編も期待できそうです。
北海道編が読みたいかなーと思いました。
ヒロインの頭が全体的におかしいという点も良かったです。
それによって他の『育成作品』と差別化ができたのではないでしょうかね。
ビールとピザとカードゲームが意外と重要な要素だったことも面白いかと。
うーん、書籍化したら購入すると思います。
まあ、いつも通り絵師さん次第ですがねー。
では、次は雑感どえす。
<度S>
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