第11話 情景描写は難しい
今回はちょっとわき道にそれた話を。情景描写についてです。
他の方の作品も読ませていただいているのですが、はっきり書いていない人が多いこと多いこと。
暑いのか寒いのか、朝なのか昼なのかさっぱり分からないことも多々あります。
正直な話、分からなくても良いと思ってませんか?
しかし、分からないとイメージし辛くなります。
文章、特に物語を読むというのはイメージすることにも関わらず、です。
これがノベルゲームとかだと、背景画像でそれらしい物を1枚入れておけば説明する必要も無いのですが……。
思えば、ノベルゲーム制作では情景描写に文章量をあまり割いた覚えがありませんね。まあ、それは地の文で書きすぎると読み辛くなるというのもありますが。
でも、文章だけで表現する場合、書かないと分からないんです。
……当り前じゃないか、そう思った方も居られると思います。
ですが、そう思った方は自身の作品で情景描写を詳細に書いていますか?
賢明な読者は行間を読むので大丈夫、だと思っていませんか?
かくいう私も、公開中の作品『「物」語り』では語り形式と言って省いていたりしてますが。……次回のネタはどうしよう。
とにかく、繊細なイメージを抱かせるには情景描写は必須です!
何かごまかしたようですが、気にしてはいけません!
そういった描写が特にすごいのがSF小説です。
架空の機械の説明が3,4ページぐらい延々と続いたり……それがリアリティを生むのだと分かっていても、読むのが地味につらいことも。
SFやファンタジーの場合、実在しない物を描写するので詳しく説明しないといけないのがあるのかもしれませんね。
またファンタジーよりもSFの方が描写が細かいのは、ファンタジーよりもSFの方がさらに詳細な理由付けが求められることが背景にはあるのでしょうね。
その点、近年流行りのゲーム的なファンタジーはその説明を省けるので楽なのでしょうが。剣と魔法の世界というだけで、あとは読者が勝手に想像してくれますからね。
……というか、和風書け、和風。
なんでファンタジーだと中世ヨーロッパに飛ぶんですか?
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