第106話 新型コロナウィルスと検閲

 おっす、野次馬でっす。


 一月末から、風邪ひいてました。もう四月、桜も散った。どうなることかと思った。やっと咳が出なくなった。何度もぶり返してて、バイトどころじゃないし、外に出る気も起きやしねえ。完全に社会的廃人になり、欧州に戻るどころじゃないが、ひろゆきさんはすごい。


 ちゃんとテレビに出て、ちゃんとパリに戻ったらしいですね。別に俺、知り合いでも何でもないけど。ネットやってて、ひろゆきさんを知らない人とかいるの?


 今株買わない、と言っていた。母さんにその話ししたら「その人、すごくお金持ちでしょ?」と言っていた。そーだろーねー。俺の中で、「引きこもりのマメなヒーロー」のイメージが崩せないが、違うのか。まさか今はパリに住み、日本のテレビに出てるとは。ぶっとんだね。いや、誤解のないように言う。「ヒーロー」で「マメな人」で、引きこもりは俺ね。海外をホッピングする引きこもり。


 いやあ、掲示板のマメな管理人さんがYou Tubeで顔出しで話す時代か。あのヒゲはおしゃれなんですね。島と島を繋ぐイメージしか湧かないですけど。


 結構みんなパリに住むね。平野さんとかもパリにいたのか。頭良い人は何書いてもすごいね。それにしても、日本はオワコンと思い、海外に出た俺が、また日本にいるとは、わからん。自分にも予測不可能な未来。そのことを思うと、沈む船から逃げてくネズミのように、都合良く動いてる自分が怖いね。一応、危なさそうに見え、俺の行くとこ、行くとこ、安全だわ。


 話は外れたが、これで各国、ディクテイターシップに流れるね。独裁主義。ハンガリーみたいに。「個人を追跡するシステムの導入」、中国なんかさっさとやって。韓国も。ついでというか、ここぞとばかりに。緊急事態宣言とか、ロックダウンとかに、日本は慎重で驚いた。


 日本の政治家が「お願い」ばっかり言ってるのは、休業とかさせたら、保障しなきゃならないからだ。その点、フランスはちゃんと給料の70%保障してくれてすごい。今の状況、アメリカ終わってる。東京が後追いしなければ良いが。


 で、また話はズレたが、デマとか何とかで、体感だが、またネットの検閲、始まってる気がする。放射能の時と一緒。それとも、俺がまた「まずいこと」を書いてるのかもな。書いてる先に、何かまずいことが書いてあったら、アップロードするのを止めようと……ちゃんと見られてる感覚がある。打ち込んだ文字がズレて来るし、変換できない、書けないとかが、始まりだした。単に、多くのタブやウィンドウが開いてて、PCが重くなってるとか、そういう簡単なものじゃないだろう。書いた内容に寄るし、ネットに繋げてもないから。


 せっかくPC変えたのに。それと一つ、俺が予言しておく。


「インターネットに頼りすぎるな。次に来るのは、インターネット社会の崩壊」


 ネットにアクセスできなくなる。国と国、人と人の、完全な分断。戦略的に次に来るのはそれだ。テレワークもできなくなったら、どうなるか怖い。今のうちに誰もいない田舎に舞い戻って、畑でも耕し、野菜を作り始めるか。


 カクヨム砂漠とあまり関係ないじゃん、この話。インターネットのトラフィックが絶対今、増えてるはず。だから、次に叩けば良いのはインターネットで、この戦争、誰得?


 一つ良い情報は、これで地球の汚染はかなり、ましになったらしいね。


 10年くらい前の話。大企業のトップにいた人が「そんなこと言ってたら、地球に最も良いのは、人類が滅ぶことなんだけど」と言ってたが、真面目にそんな事態になるとはな。この後に及んで俺は「このシナリオ、地球にとっては良かったんですかね」と言えばいいのか? いや……


 まあ、物々交換の時代の古い映画でも見て、まあどんな時代もそれなりにいい、と発想の転換をしながら、3年くらい家に籠るしかない。スペイン風邪も3年。3度くらい流行するから、「終わった!」と、慌てて外に遊びに出て、うっかり死なないよう、頑張るしかないね。それが、最前線で戦う医療従事者の人たちへの協力にもなるよ。


 この事態で、「旅」どころじゃなくなったな。じゃッ、また!!

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