第79話 カクヨムこれまでの書籍化の傾向

おっす野次馬っす。


珍しくカクヨムにいる俺。すごい消耗する。なんか変なウィルスに感染したみたいに、俺のバッテリー食うね、カクヨム。


で、俺が放置してた間、どんな作品が書籍化されたかチェックした。うーん、ラノベみたいなのばっか。それはタイトル見れば一目瞭然。タイトルが無駄に長い。海外版を出すことなど考えていなさそうだ。


で、タイトルでジャンルがよくわからないものも、どこの文庫から出たのか見ればすぐわかる。


俺のイメージって、ラノベって、「バイト」で書くイメージあった。ラノベ作家さんやコンテスト目指してる人にすげー失礼だから黙ってたんだけれど。(以前に書いた可能性もあるが)


知人が、本出したから、ほらよ、と。読んでみるまでもなくラノベ。


本気でそれで食おうとか考えてないと思う。よくこんなの書いたね、と俺は言わなかったけど、すげーと思ったのは、完全に女になりきって「編み物」について書いてあったからだ。というか、ペンネーム見たけど、作者が男であることを隠してたね。


就職するまでの暇つぶしだろうという感じだった。その後、一流企業にさっと仕事決めた。優秀な奴って、なんでもできるんだよ。


で、このサイトは何のためにあるんだろうと俺が思うのは、「君、本出したくないかい?なんか良い原稿ない?」って、それだけだろう、と思うんだ。そして、こんなにも本を出したい人がいっぱいいるという……


本出すだけだったら敷居がかなり下がった。電子書籍やアマゾンで簡単になったと思うけど、Kadok@@@から出したとか、そういうのが重要なのかな。明らかに書くだけでは食っていけないというのに。それでも書いてコンテストに応募したりするのって、いろいろ理由はあるかもしれないけど、みんな本当に熱心で、すごいなと感じる。日々せっせと地道な努力積み上げてる感じが、俺にはとても真似できない。


俺が書く理由って何だろうと思うと、俺の場合、実験の道具として書くことを使っているだけだ。思考や分析の道具、ツールという感じ。世界を理解するためのツールとして「書くこと」を使う。俺の場合、何も建設的なことを生み出さない使い方をしている。そういう意味で不毛かもしれない。


世界を理解するよりも、単に世界を泳ぎきる方が「生」にとっては重要な気がする。

理解などできないまま、埋もれて朽ちていく俺の未来が透けて見える。「理解」などできなくとも、「生きる」ことに支障はない。「何も考えず、ただ生きる」というような、シンプル、かつプリミティブなレベルで世界と関わっている方が、ずっとクリエイティブなパワーをチャージできるというのに。


考えすぎじゃないか、とよく言われてきたけれど、俺は子供の頃からそうだった。多分、愚かであると、世界の理解に時間がすごくかかる。同じところを何度もなぞる。俺は、他の人よりも、しつこく「この世界」を繰り返していろんな角度からなぞってる気がする。「ただ生きること」がこんなに大変なのは、「密度が濃い」とかではなくて、何度もランダムに「理解」のために、繰り返して、上っ面だけ取り替えた「体験」をなぞって繰り返してるせいだろう。


カクヨムの存在意義と、俺たちそれぞれのやりたいこと。お互いの相互利益でこの場所がある。それぞれが利益を引き出すわけだけど、ここは予備校の自習室のようなものなんだろうか。そうだとすれば、俺はもしかして単に、ここは夏でも涼しいから、とか、そんなくだらない理由でここに出入りしているのかもしれないな。

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