俺ら国王防衛班だってよ
@Monogatari_Yusya
第一章 勇者育成学校
ここは、とある国の勇者育成学校。
たくさんの年代の人がいる。
そんな中のごく普通な高校生の壮大な物語だ。
「なんで俺が勇者育成学校になんて入らなきゃいけないんだ、
いいよなお前は、魔術師の子供でよ!」
「いやぁー、魔術師より勇者のほうがかっこいいと思うぞ」
「俺がいくら元国王防衛班のヘンリーの息子だからって、勇者にさせられて...」
「いやあ、元国王防衛班って、まず国王防衛班ってのがすごいんだよ。一般人から見て国王防衛班なんて勇者みたいなもんだぞ」
「だからって息子の俺が国王防衛班の見込みがあって勇者にさせられるのか?」
「まあ、おかしいな」
「だろぉー?」
そんな会話をしているのは、勇者育成学校に無理やり入学させられた、エルドレッドと、ごく平凡な魔術師の息子エルだった。
二人は高校の友達で4歳からの幼馴染だ。
「まずよー、勇者学校と高校の両立は大変すぎる」
「俺も魔術学校と高校通ってるけど、だいぶ厳しいしな」
「まず、俺なんか別に固有能力持ってるわけでもないし」
「わかんねーぞ、いつか目覚めるかもだぞ?」
「いつかって、いつだろーな」
「知らん」
そんなことを話しながら、エルドレッドは家に戻った。
「ただいまー」
「どうだったー学校は?」
ヘンリーの顔は期待に満ち溢れていた。
「いやぁ、べ、べつに楽しかったよー」
「そうか、それじゃあよかった」
(やべー、焦って楽しかったとか言っちゃった。これでさらに父さんに火が付く。終わったな)
「と、父さん、一回部屋に戻るね」
「わかった」
エルドレッドは部屋に戻りすぐにエルにヘンリーに言ったことを相談した。
「ということだ」
「お前なー正直に言えよ」
「あんな顔されたら」
「まああとはお前次第だな」
その言葉を聞いてエルドレッドは髪の毛をかき回した。
_______翌日
「おはよー」
「おう」
エルドレッドはすごくブルーだった
「どうした?」
「昨日のことだよ」
「あーな」
「いやあ、勇者学校と魔術学校の行く道が同じでよかった」
「なぜ?」
「エルに相談できるから」
「そうか」
エルドレッドはエルにたくさんのことを相談したが、エルはどう返していいのかわからなかった。
「じゃあ、また帰り」
「おう」
こうして、エルドレッドの一日が始まった。
Next....
俺ら国王防衛班だってよ @Monogatari_Yusya
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