No.2088.Finally smile Finally laughed

老舗って奴は 何処か格式高し

重味みたいな 重厚さがありあり

普段 入ることなんて なかったけど


Finally smile


ショーケース 甘味が 並んでいる

黒に白に茶 本数も少ないな

遅い時間 だからだろう


Finally laughed


どれもが 視覚情報から 訴えてきた

口の中に 甘味が 広がるかのようだ

思わず 三種類一本ずつ

無表情で 受け渡しをして来る

その 最後に笑顔 最後に笑った


狸小路を 藻岩方面に行こう

歩いていけば いつものアーケード

何故か 古びた アーケード


Finally smile


あれから 一度も 食べてない

折角だし また食べてみようか

時間も 早めだから 丁度いい


Finally laughed


やっぱり またもや無機質だな

他にも いろいろ あるから迷う

しばらく 右往左往繰り返し

やっと注文をしたわけだ

その 最後に笑顔 最後に笑った

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