No.2041.最弱最低の屑野郎

人と会話するのは苦手なくせ

本当はかなりの寂しがり屋


強い素振りで

最弱最低の屑野郎


触れるの怖くて恐れて

指先が ぶるぶるしてる


機微なんてわからない

他人にも自分でさえも

興味がなくなった


生き抜く意味もなく

死ぬだけの決意さえでない


闇雲にうろつき

無意味に重ねられる時間


アヤマチニ 気付いても

時既に遅し

どうにもならない

どうしようも出来ない


視線を向ける勇気もなくて

惨めな想いで夢想する


無関心のつもりで

最悪最劣の欠陥人間


認めるの嫌で毛ぎらい

目の裏は涙で塗れた


陰翳解せない 今も

体も心もどうでもいい

勝手に壊れてく


生き抜く意味もなく

死ぬだけの決意さえでない


無作法にどよめき

意味不に重ねられる時間


アヤマチニ 気付いても

時既に遅し

どうにもならない

どうしようも出来ない


人と会話するのは苦手なくせ

本当はとっても寂しがり屋


強い素振りで

最弱最低の屑野郎

心の内が空洞の

最弱最低の屑野郎

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