No.2022.痛みはしる肩がズキズキ

不鮮明 不明確 不定形

重さも 量れやしない

そんな事はわかりきっている

なのに求めてしまうのは重み


分不相応な告白を夢想

澱みばかりの夜闇に吼えた

この本性を もし君が知れば

軽蔑してくれるだろうか


痛みはしる肩は今もズキズキ

曇った目で見つめた真実

弄ばれ 翻弄されたばかり

それでも 嘘偽りない 本当 そう信じてしまった


不平等 不誠実 不明瞭

軽さなんてわかりやしない

見えないものは不安なんだ

だけど手に入れたくもなっている


身の程を弁えない 激白をしよう

結末を知るのが怖いくせにね

高望みなのは理解しているつもり

壊すような言葉でも欲しいよ


痛みはしる肩はいつもズキズキ

曇った目で見つめた真実

弄ばれ 翻弄されたばかり

それでも 嘘偽りない 本当 そう信じてしまった


非常識 非現実 非人情

斜め上の 思考的回路

綻びだらけの発言

歪さに気付いてもいない


相応しくない過剰な望み

失意と自暴に塗れるだろうに

欲情と獣慾ばかりの本質

嘲弄されているのを知らない


痛みはしる肩はやたらズキズキ

いかれて飛んだ螺子の頭

現実を直視出来ない がらんどうだ

だけども 嘘偽りない 本当 そう信じていたかった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る