No.1971.冷たい白い手

冷たい白い手が頬に触れた うつろう夢の中

君は誰 何処にいるの


目覚めてみても 殺風景

変なものに取り付かれたのかね

そんな事考えながらも昼には忘れてる


さめざめしく過ぎてゆく毎日

息つく暇もない状態

知らぬ間に入り込んだのは何


今夜も白い手に抱かれている まどろみの現実

顔が見たいのに 見えない


いつの頃からか がんじがらめ

どんな存在だって構わないさね

しっかりと受け止めてみせるから ここにおいでよ


白々しく消えて行く理性

妄想が妄想を呼びて

侵食されてゆく 本能さえ


冷たい白い手が頬に触れた 今日も来てくれた

嬉しくて 僕はもう

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