No.1972.ドッカーン

突然 風向き変わって 暴れだした時には既に手遅れ

暴走って奴は 結構やっかいなもので

後の後に 斬っても斬れない悔恨を残す


隠して騙して誤魔化して

辿り着いてみれば 既に ジ・エンド


囲い込まれて抜け出せない 泥沼闘争

責任の所在も解決の糸口も

忘れ去られて過ぎてくのは時間だけか


あっちこっちでゆらゆらしてきたりして

それでも廻っているのが地球か


気付けば まったくもって 手の施しようも何も無くていて

建前と嘘と上っ面だけのアレ等

のらりくらりと現実をかわしてすかしてるだけ


終わりなき終わりの連鎖

咬み合わない歯車は 欠損(かけ)て久しい


擦り合いと鬩ぎ合いの淫らな現状

協調性も協力性も産まれぬ我等

いもづる式にさらわれた後に残る者無し


そこら中でぐらぐらしていたとして

それでも廻っているのが地球か


あっちこっちでゆらゆらしてきたりして

それでも廻っているのが地球か


何かの拍子にドッカーンと行かなきゃいいけどね

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