No.1647.きっと甘い香りを集める蜜蜂

お茶を一口 口に含んで 煙草にこっそり火をつけて

物思いに耽っている

いつまでも どこまでも 思うがままに


気付けば捕捉され どこまでもついてくる

愛しいけど憎らしい奴なんだよな

青空の一切れの雲みたいな

寂しさと優しさの並行世界


それにしても遠くまで来たもんだ

大切なもの忘れてしまったけど

いつかちゃんと思い出せるかな


黄色の花のまわりをゆったりと飛び回ってる

きっと甘い香りを集める蜜蜂


眠りの中で 現実じゃ 有り得ない恋愛模様

先に進まない言葉だけ

さよならも くちづけも 乗り越えて


真夏の夜のように 熱情に焼かれてる

だけどそれだけで終わらせてしまうわけには

波間を漂う貝殻のよう

綺麗な輝きの大合唱


それにしても遠くまで来たもんだ

大切なもの忘れてしまったけど

いつかちゃんと思い出せるかな


黄色の花のまわりをゆったりと飛び回ってる

きっと甘い香りを集める蜜蜂

きっと甘い香りを集める蜜蜂

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