No.1553.曖昧な陽炎
爽やかな冷たい風を
木造りのベンチで浴びて
背中に感じる暖かい陽射し
パッと一斉に羽ばたいた鳩の群れ
綺麗な円を描いて旋回を繰り返す
ふと見上げれば白昼夢
現実ではない君が微笑む
奇妙な責任感を感じ
我を忘れてしまいそう
握り締めた拳に血が滲む
共に過ごした時間は曖昧な陽炎
あっさりと消えてしまうだろう
穏やかな夜空の星を
ベランダで静かにみつめて
微かに震える肌寒い夜
遠くに見える山々は何処までも真っ白
なだらかな稜線を目でなぞってゆく
ふと見上げれば白昼夢
現実ではない君が微笑む
奇妙な責任感を感じ
我を忘れてしまいそう
握り締めた拳に血が滲む
共に過ごした時間は曖昧な陽炎
あっさりと消えてしまうだろう
共に過ごした時間は曖昧な陽炎
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます