No.1506.アンデジャヴ
足の甲に深々と突き刺さった氷の刃
根を張り巡らせ僕は凍えていく
凍結しきった愛のかけらも粉々に砕け散って
粉雪に埋もれてしまった
遠くの窓に乱反射する青い光線
電波でこのブレインにコネクション
記憶を勝手に埋め込んでいく
あぁ 何かがはじけていくのか
一体 これからどうする
指先から消えていく熱量
テールランプがかすれていく
視線の先に待つのは望まぬデジャヴ
爪の先にざっくりと減り込んだ憎しみの牙
よどみを膨らせ僕はばらけてる
氷解はじめた恋の炎は散り散りに四散して
絶望にまみれていった
近くの空にわきあがる赤い情熱
寒波が今パラレルにワープする
思いが徐々に消え去ってしまう
もぅ 君の言葉さえ聴こえない
まったく いつから 腑抜けた
指先から冷えていく熱量
テールランプがかすれていく
視線の先に待つのは望まぬデジャヴ
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