No.1497.重くのしかかる

二つ先の交差点で

偶然すれ違ったのは昨日

無意識に意識して

言葉にならない


よどんだ糧ばかり

喰らい尽くして

果てた夜も寂しい


金縛りにあうぐらい

疲労重なり路頭に迷う

森へ山へまじっても何もいらない

想いが重くのしかかる


赤から青にかわり

流れ行く人々の群れ

淋しさにとびこんで

ふしだらな妄想


傷んだ体から

くずれはじめて

萎えた今はむなしい


溺れていくそこまで

一人にあえいでいる


疲労重なり路頭に迷う

森へ山へまじっても何もいらない

想いが重くのしかかる

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