No.1273.凍牙の極み

雨と雪のあいのこみたいのが降り注いで

コートも髪の毛も ずっしりとしみていく

こんな天気なのに自転車をこぐ


風邪ひいてもおかしくないのに

そんな事どうでも良いから

濡れて冷えた体

指先まで熱が奪われ

凍牙の極み


風と水に洗われていく進む度に

雷雲が果てしなく ピカッと轟く

太陽の欠片すらも拝めない


疲労困憊で崩れそうな

微妙な平行感覚でいても


濡れて冷えた体

指先まで熱が奪われ

凍牙の極み

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