No.1274.不器用な糸

刹那の瞬間に浮かぶのはなぜだろう

本音と建前使い分けれず

ありきたりな宣誓文

どこからともなく聞こえてきた


震えている心が寂しい

雑念に縛られて

噛み砕いた微かな希望

不器用な糸を手繰り寄せている


焚き火の煙は何処までものぼっていく

本気と運気に恵まれない


とめどなく注いだ雨

雷鳴とともに現れた

淀んでいる瞳の奥底

妄執に焼け焦げて

噛み砕いた微かな希望

不器用な糸を手繰り寄せている

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