No.1015.OLD

古い形の見えないものが片隅に住み着き

いつしか つぶれていく


戻らない時に歯噛みして

言葉にならない想い出がしめつける


さまにならない雨の中 傘もささず

くだらないもんがめきめきと湧き上がる


手もつけられない でも抱きしめたい

望む 望まないに かかわらず

突き進んでいく人生


何に迷い続けているのかすら理解せず

くすんでいく現実ときしんでいく脳髄

古い形のみえないものが片隅に住み着き

いつしかつぶれていく


終わらない今に涙して

動作にできない行動が消え去る


意味のなさない空の下 靴もはかずに

情けない奴が 悶々とふくれてる

目をあけられない けどみつめてたい

願う 願わないも 違わない

すさんでいく精神


どこを目指し 歩き出したのだろう どう思う

はずんでいる太陽と燃え盛る情熱

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