No.630.終わりの鷹
どくどくと流れる 赤い鮮やかな血を ひとなめして
傷口の深さを 改めて認識して 卒倒しそうになる
金色の欲望が ますます 光り輝き
まどろみの黒が すべてを 覆いだす
メイデー メイデー コチラ
メイデー メイデー コチラ
いくら救援を 求めたところで 緑に犯された盲目の鷹
鋭い爪も 宝の持ち腐れ
際限無き 終の章
ポタポタと滴る 青い静かなる水を 一呼吸して
焼け焦げたぬくもりの残骸を 抱きしめて 昏倒しかける
銀幕の想像が どんどん ふくれあがり
偽りの白も 何もかも 消し飛ぶ
メイデー メイデー コチラ
メイデー メイデー コチラ
いくら救援を 求めたところで 紫に毒された 病弱の鷹
合理的な 瞳も 意味なき存在
際限無き 終の章
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