No.624.color of slender pale

折角のやすみなのに 送別会に呼ばれて

面倒くさいなとか 考えながら参加してみれば

反対側のテーブルに 愛しのあの娘がきてるじゃん


話をしてみたいけど シャイな魂が邪魔してしまう

同期の仲間達と 楽しく飲んでるはずなのに

やっぱきになってしまう


仕事の時に 隣になった事もあるけど 言葉という言葉もかわせない

こんな時 今まで 教わった勉強は役に立たない

おさえられない でも 壊れやすい 繊細な淡い色


興味もない 女性達ばかりが よってきて

ますます 機会を逃してる あと数分で終わりなのに


二次会あるらしいけど こっそり帰ろうかと思ったら

見事につかまってしまった やけになって冷酒手出して

家に帰れば ぐったり眠りにおち 次の日具合最悪


君が挨拶してきて

ばっさりきった僕の髪のこと 聞いてきてるのに そっけない反応しかできない

こんな時 今まで 培った経験は意味を成さない

おさえられない でも 壊れやすい 繊細な淡い色

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