No.518.dagger of ice

空を覆う雲 白い小さな悪魔が降り積もる

唇を奪っても ぬくもりが感じられない

心だけ どこか とんでいるような そっけなさ

まるで存在すらも 意に介してないかの眼差し


少し 暖かい風が 髪をかきあげても

肌に突き刺さるのは 数えきれない 氷の刃


つかんだはずの君の愛 いつのまにか こぼしてる

どこかで手をはなしてしまって 拾うこともできない

不甲斐無さばかりが 侵食していく


やたら少ない 傷跡が 気付けば穴だらけ

絆を失っても 繋がりを模索する


体すらも はね付けるような 雰囲気

側に いることすらも 拒み続ける 敵意の視線

妙に冷ややかな大地が 耳をかすめても

肌に突き刺さるのは 数えきれない 氷の刃


つかんだはずの君の愛 いつのまにか こぼしてる

どこかで手をはなしてしまって 拾うこともできない

不甲斐無さばかりが 侵食していく

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