No.466.迷い人の戯言

ブラッシュアップ ブラッシュアップ 汗かき今日もウォーキング

ホップステップ ジャンプで 華麗にダンシング

軽いキックで 激しく シャウトビート


涙すらもでない悲しみ 愚か過ぎる灼熱

足腰が ガクガクして 立っていられない

凄まじい 衝撃がメンタルを突き崩した


憎しみの炎が こうこうと足先から燃え上がる

わずかな ほんのかすかなかけ違いが 狂わせる

やがて おおきなひずみが生じていき

ボロボロとばらけおちていく


翼をもがれて飛べない三羽の鴉

大空を舞うことも 桜の下を舞うこともできず

ちりぢりにわかれていってしまう


ぎこちない動きが やけに滑稽にうつり

裏切りと絶望にうちひしがれていく


枯れきった指先が ちぎれとんだとしても かまわない

穴だらけの洞穴を とぼとぼと歩きつづけていく

まがいものを 捨てきれぬ 迷い人

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