No.467.光沢の無い鱗の魚
光沢のない 鱗に気付かないまま
やたら 許してしまう
あなたが思う程の 純な女の子じゃないのよ
人並程度に いろいろ経験もしてるつもり
唇奪ったぐらいで いい気になって 馬鹿じゃない
失いたくないなら ひもまがいはやめなさいよ
甘えたいくせに 意地はってるなら もういいよ
その扉からでていくから
領域のみえない ため息 吐き出しても
きっと 気付かない
歪む視線 すれ違う窓辺
どんな素振も 暗がりに消え
一匹の魚が ゆっくりと池の中を 泳いでる
光沢の無い 鱗が浮かんでいる
はすのまわりを 漂っている
光沢の無い 鱗に気付かないまま
やたら 許してしまう
どうしても 許してしまう 光沢のない鱗の魚
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