No.440.枯現無界

深い霧に包まれた 青い土の山

頂上に隠れて 閉じこもってしまった希望

有名無実なんて 関係ない

鏡の向こう側に 封じこめられた


走るどころか動くことも 息すらも はけない

渦巻きに巻き込まれ 頭がやけにくらくら


異次元の不透明な出来事

闇も夜も日も火も金も愛も情も 吸い尽くしてみれば

残るものは 一つもない


駄目になっても どこまでも 堕ちていく

底なしの泥沼にはまった


絶望も欲望も渇望も 満たし尽くす事できない

水の凄まじい 流れに 押しつぶされて

重圧に逃れられない 孤独

情緒も無い 情熱も無い

大海原に 放り出され

いつまでも 漂い続ける

草木も花も 枯れていく

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