No.395.winter loneliness
雪が降る12月 ふと窓を見上げると 満月がゆらめいている
この腕に抱いた感触が忘れられないまま
ぬくもりのないベッドに体を預けても
隣にはもう誰もいない
部屋に舞い降りた一片の結晶
恋の終わりを告げるように とけて消えてゆく
winter loneliness かじかんでいる手
winter loneliness コート1枚じゃ
winter loneliness あたためられない
winter loneliness 冷え切ったまま
ジングルベルを告げる鐘 この街は降りしきる銀世界に彩られて
どちらが悪いわけじゃない お互い努力が足りなかっただけ
微笑みも悲しみも中途半端に分け合って
空回りしていた言葉と想い
ふるえる体も心も 今は丁度いいかな
ストーブの熱だけがやけに 肌に触れて熱くなる
winter loneliness 忘れられている
winter loneliness 編みかけのマフラー
winter loneliness ほどけかけている
winter loneliness 二色の手鞠
winter loneliness かじかんでいる手
winter loneliness コート1枚じゃ
winter loneliness あたためられない
winter loneliness 冷え切ったまま
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます