No.274.終わりなき旅に見えるもの

迷路の如く理解し難い人の心理

他人の事どころか自分の事もわかりえない

融けかけた氷みたいな表情は何を意味するのか

皆上手に生きれればいいけど なかなかそーもいかない

悲しかったり寂しかったり泣きたくなったり 様々な感情の交錯

誰かと話したい夜 一人静かに震えている


自分の中に存在する不変の己を見つけきれず

自分の中に存在する不動の己を探しきれず

濁った水の中でなんとか生きながらえる魚みたい

失う事に疲れて 手に入れる術を無くしてしまう

光合成の方法を忘れた植物みたいな心情


腐食し始めた 指先に煩わしさを覚えながら放置して

腐り続ける事になれて甘えてしまう

それでも 追い求めるのは真実の鏡にうつる自分

先の見えない旅に終わりはない 終わったと思う時が終わり

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