No.210.月の女神よ

月の女神よ 微笑みたまえ

月の女神よ 輝きたまえ

月の女神よ 美しく 儚く

真夜中を静かに照らす光の中 トキメキの眼差しの君

名も無い公園で 楽しく時間も忘れていたね

左手をその胸に 膝枕するのは僕

それが二人の約束事 鼓動が伝わるよ

月に叢雲花に風って言うけど信じてなかった


月の女神よ 微笑みたまえ

月の女神よ 輝きたまえ

月の女神よ 美しく 儚く

真っ白い雪が舞い散る中 ウラギリの眼光の君

薄暗い芝生の上で激しく罵り合っていたね

右手を握り締め 怒りを抑えてるのは僕

それが二人の最後の日 刻まれた傷跡

花は桜木人は武士のように許す事は出来なかった

LUNA

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