~エピローグ~さわがしいわがや
「ふゎぁぅっ」
気が付くと布団の中でした。
「うしゃぎしゃんっ」
寝惚けたままでうさぎを探そうとします。
「ぅみゃ……」
隣で白いものがもそもそ動いています。
「っ!!うしゃぎしゃんっ」
布団を持ち上げます。
そこにいたのは……。
「イリスたんっ」
妹・イリスが真っ白い毛布に包まっていたのです。
安心したのかぽすんっと布団の上に根っころがります。
「……イリスたん、またいっしょにあそぶの」
また夢の中へ・・・今度はどんな夢を見るのでしょうか?
隣の部屋ではお兄ちゃんたちがきゃっきゃっきゃっきゃっしています。
「すげぇんだぜっすげぇんだぜっ」
「おおうっ何がすげぇんだっ兄ちゃんっ」
「うるさいですよ~お兄ちゃんたちっ」
「そうだよぉっアリスたちが起きちゃうよぉ」
妹達にたしなめられます。
「ただいま~おとなしくしてたか?」
「お兄ちゃん、おかえりなさいっ」
「兄ちゃんたち騒いでた~」
暖かな家庭のアリスの物語、終幕です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます